ホットメール ビニターファン訪問記 No.5 石川県の中東さんで講演・見学会を行いました | 山本ビニター rfwoodのブログ

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山本ビニター株式会社 高周波テクノ営業1グループ
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世界で活躍するビニターくんを訪ねました!

 

このコーナーではビニター高周波装置を導入頂いたお客様のご紹介をしていきます。


 

第5号は、石川県能美市の株式会社中東様で開催させて頂きました『高周波CLT・集成材接着ライン講演・見学会』のご報告をさせて頂きます。

開催日は平成28年1月30日の土曜日。1月は40年ぶりの大寒波襲来、上空にはマイナス6度の寒波が来ており、北海道から九州まで大雪で交通網が大打撃を受けておりました。開催前日も冷たい雨が降り、雨具具などの対策も準備していました。ところが朝起きてみると、くもり空ながら雨は上がり、講演会終了のころには晴れ間も見え暖かな春の陽気となり、絶好の見学会日和となりました。

石川県といえば前田利家のお膝元。2015314日には北陸新幹線も開通し「小京都金沢」と今話題の観光スポットとなっています。兼六園に多数の神社、温泉、近江町市場、あげればたくさんの観光名所があります。また南は山中温泉、北は輪島温泉まで有名な温泉どころです。

海外からの観光旅行者も多く宿泊先もなかなか取れない状態で、地元の市場などが観光名所に様変わりしているようです。

 

準備で金沢駅近郊のホテルに泊まり、中東様が施工されたJR金沢駅のシンボルであるゲートモニュメント(鼓門)や金沢駅のコンコースも見学しました。


小松市内近郊では辰口温泉、粟津温泉、中山温泉があります。またあのメジャーリーグで活躍した松井秀樹の松井記念館もあり、ファンの方なら見学会から足を延ばして行かれたのではないでしょうか。



松井秀樹ベースボールミュージアム:石川県能美市山口町
 

http://www.hideki.co.jp/index.html


 


 

今回見学会をさせていただいた、株式会社中東様は昭和43年に創業、建築工事の設計施工、集成材の製造販売、木材、木材製品の製造販売をされています。平成14年にはCADプレカット工場も新設されています。

このたび、高周波CLT・集成材接着ライン設備頂きましたが、以前よりフィンガー接着で高周波装置を導入頂き、CLT・集成材接着では新設となります。


株式会社中東様HP

http://www.chuto.jp/



見学会当日、200名を超える参加者が来場され大盛況の中開催されました。

まずは、辰口福祉会館大ホールで講習会を開催。開会に先立ち、弊社代表取締役副社長の椋木より御礼を申し上げ、続いて見学会開催を快くお引き受けいただいた株式会社中東の小坂社長様よりご挨拶をいただきました。

講演会では2名の講師をお迎えし、“CLT接着”をテーマに下記の通り講演いただきました。

 

まずは株式会社中田捷夫研究室 主宰 中田捷夫様

 テーマ:『高強度接合具による大規模木材とCLT活用の今後』

続いて京都大学 生存圏研究所 准教授 梅村研二様

 テーマ:『木質構造用材料の接着技術』


講演会場
  

参加者風景


司会進行役

 


山本ビニター株式会社 代表取締役副社長 椋木逸生


株式会社中東 代表取締役社長 小坂勇治様

 


 

株式会社中田捷夫研究室 主宰 中田捷夫様


 


 

京都大学 生存圏研究所 准教授 梅村研二様

 


 

山本ビニター株式会社 営業部 佐古生樹


 

講演会が終了後、見学会場へは準備した大型バスと各自みなさんの自動車で移動していただきました。

見学会会場では200名が同時にラインを見ることができる特設ステージを小坂社長のご配慮ににより設けていただき、ライン稼働状況を十分に全員が見学できました。

また前後の機械も見学させていただき、「欠点カット」・「フィンガージョイント」・「モルダー」、「CLT集成材仕組み部」「高周波加熱」「仕上げプレーナー」と連続加工が可能なシステムとして見学することができました。

今回のビニターの高周波CLT・集成材接着ラインでは、材投入部から搬送、接着剤塗布、材セット部(CLT用・集成材用)、プレス内投入部、高周波接着部、材搬出部まで新設立ち上げさせて頂きました。

実演では『CLTの高周波接着』と『大断面集成材の高周波接着:2度プレスで9m長さ材』の加熱接着を行い、短時間で高品質な接着ができるところを見ていただきました。










高周波接着ライン主な加工内容は、

・CLT接着

・大中小断面構造用集成材接着

・大断面集成材の2次接着

・集成厚物パネル接着

・LVL接着

・合板接着

が可能なマルチ機であります。

 

主な特徴は、

・種々の接着剤に対応できる

・高品質で短時間接着ができる

・2度押しによる長尺接着ができる

・CLT横ハギが同時にできる

・国産材(カラマツ、ヒノキ、杉)などの難接着材にも対応ができる

等々の特徴があります。


 

※高周波CLT・集成材接着機:製品情報

http://www.vinita.co.jp/wood/products/laminating.html

※高周波木工機総合カタログ
http://www.vinita.co.jp/webcatalogue/woodworking/book_swf.html#1

※山本ビニターホームページ(ホームページが新しくなりました)

http://www.vinita.co.jp/


 

最後に、本当に多くの方が見学会に来場され、CLTへの関心の高まりを感じました。

また大人数にもかかわらず、皆様のご協力により無事故で見学が進められましたことに本当に感謝いたします。

またあらためて今回ご協力いただいた株式会社中東様、中田先生、梅村先生、CLT協会様に感謝申し上げます。

今後ともCLTの普及の一助となれるよう尽力してまいりますので、どうぞよろしくお願い致します。ありがとうございました。

取材、編集 ビニターマン 明坂