今日は頭痛で会社を休んでしまった為二冊読めました。いいんだか悪いんだか。
もはや有名な(だよね)お二人ですが、両氏とも私は今作品が始めてでした。
■プリズム
それぞれの章の主人公たちの推理が絡み合っていくのが読んでて面白かったです。が、この「真犯人はあなたが決める」的な話は、「推理する」為にミステリーを読んでいるのでなく、「解決してもらう」為にミステリーを読んでいる言ってみれば邪道な読み手である私にはちょっと消化不良でした……。それぞれの推論がある程度間違っているのはわかるし、多分あいつが犯人なのでは……とは思う(まあこう考える時点で、氏の狙った反応になっているわけだろうけど)けど、はっきり明示されないと気持ち悪いのです。しかし、これで俄然貫井氏の他作品に興味がわいたのは確か。やっと「慟哭」に手を出す決心がつきました!(笑)
■東京湾景
帯にあった台詞に惹かれて読んでみたのだけど、その台詞文中出てきたっけ? 私が見落としているだけなのか。
良くも悪くも、すんなりと読める話でした。嫌いではないな、という程度の感想しかもてなくて申し訳ないですが。
しかし、私最近になって男性作家が書く恋愛小説を読み出したから一概にそうとは言えないのかもしれないのですけど、女性作家が書くに比べて、男性作家のセックス描写(あるいはそれに順ずる描写)って異様に生々しい気が……。
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2015/11/19
すごい。全く内容覚えていない!←
慟哭も確か読みました。面白かった、ということは覚えています。時間があれば再読したい。
久々の更新です。いや本は読んでいるんですけどね、なかなか感想が書きたくなる本に出会わないので……。内容が頭に残ってない。例えば「吉祥寺幸荘物語」とか「FINE DAYS」とか。敢えて作者名は出しません(笑) 面白くはなくはないんですが、特に感想も出てこない。私の読み方の問題かな……。
まあそれはさておき、毎度毎度の恩田陸です(笑)
実はこの本の前に「劫尽童女」と「図書室の海」が私的にいまひとつだったので、がっかりしていたのですが、これは当たりだった!
内容としては、時間遡行による歴史介入により生じた奇病から人類を救う為、国連は2.26事件を正しく「再生」する事とし、その為にク-デタ-の首謀者である安藤大尉、栗原中尉二人と、石原大佐が選び出されて……。という感じでしょうか。
歴史に疎い私は恥ずかしながら2.26事件がどんなものなのかは全く知らなかったのですが、(←これはもう歴史に疎い以前の問題という気もする)むしろそのおかげで、「歴史」を劇中劇として楽しんでしまいしました。
物語の核からは外れるとは思うのですが、私が一番印象に残った設定。それは選ばれた三人は、2.26事件以前以後の記憶がすべてある事。故に自分が何をするのか、この事件の顛末がどのようなものか、自分の死に方まで覚えている。それをひとつひとつ正確に「再生」しなくてはならず、「不一致」が起ころうものならばまたその手前からやり直しをさせられる。もちろんその間の記憶も保持される。正確に2.26事件を終わるまで、何度も同じ事を「再生」する……それにとてつもない恐怖感を感じてしまいました。
もっとも登場人物たちは、記憶がある故と、ある時点から「不一致」が認識されなかった事により、果たされなかった昭和維新を成功させようと、正史から外れた動きをし始めます。もちろん、「再生」を見守っていた国連も黙っちゃいません。しかし予定外の事がこれでもかと起こり出す。もうそのあたりからぐんぐんと恩田ワールドに引き込まれ、話の先が気になって仕方なくなり、そうしてどっぷり漬かりきった頃!
ぱっと世界から吐き出される感じのしてしまう本でした。
謎は謎のままほっぽり出されるし(「聖なる暗殺」……はなんとなく見当がつくけど、「額縁」ってなんなんだ。なんなんだー。そもそもなんで2.26事件が再生に選ばれんたんだ)それまでの勢いに急ブレーキをかけてしまった様なラストではありましたが、これはこれで悪くはないのかも知れません。だって基本的には満足だし。
とても引き込まれる本でした。
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2015/11/19
恩田さんは今も好きな作家さんの一人です。ぱっと吐き出される感じにももう慣れました☆
まあそれはさておき、毎度毎度の恩田陸です(笑)
実はこの本の前に「劫尽童女」と「図書室の海」が私的にいまひとつだったので、がっかりしていたのですが、これは当たりだった!
内容としては、時間遡行による歴史介入により生じた奇病から人類を救う為、国連は2.26事件を正しく「再生」する事とし、その為にク-デタ-の首謀者である安藤大尉、栗原中尉二人と、石原大佐が選び出されて……。という感じでしょうか。
歴史に疎い私は恥ずかしながら2.26事件がどんなものなのかは全く知らなかったのですが、(←これはもう歴史に疎い以前の問題という気もする)むしろそのおかげで、「歴史」を劇中劇として楽しんでしまいしました。
物語の核からは外れるとは思うのですが、私が一番印象に残った設定。それは選ばれた三人は、2.26事件以前以後の記憶がすべてある事。故に自分が何をするのか、この事件の顛末がどのようなものか、自分の死に方まで覚えている。それをひとつひとつ正確に「再生」しなくてはならず、「不一致」が起ころうものならばまたその手前からやり直しをさせられる。もちろんその間の記憶も保持される。正確に2.26事件を終わるまで、何度も同じ事を「再生」する……それにとてつもない恐怖感を感じてしまいました。
もっとも登場人物たちは、記憶がある故と、ある時点から「不一致」が認識されなかった事により、果たされなかった昭和維新を成功させようと、正史から外れた動きをし始めます。もちろん、「再生」を見守っていた国連も黙っちゃいません。しかし予定外の事がこれでもかと起こり出す。もうそのあたりからぐんぐんと恩田ワールドに引き込まれ、話の先が気になって仕方なくなり、そうしてどっぷり漬かりきった頃!
ぱっと世界から吐き出される感じのしてしまう本でした。
謎は謎のままほっぽり出されるし(「聖なる暗殺」……はなんとなく見当がつくけど、「額縁」ってなんなんだ。なんなんだー。そもそもなんで2.26事件が再生に選ばれんたんだ)それまでの勢いに急ブレーキをかけてしまった様なラストではありましたが、これはこれで悪くはないのかも知れません。だって基本的には満足だし。
とても引き込まれる本でした。
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2015/11/19
恩田さんは今も好きな作家さんの一人です。ぱっと吐き出される感じにももう慣れました☆
本の雑誌が選んだ今年第一位だか第二位の文庫……ということで手にとって見ました。分厚いし。
総合的には、まあ、面白い本なのでしょう。一気に読めたし。
けれど、何故主人公が香折をそんなにも気にするんだろうかという疑問がそのままで終わっちゃったり(私の読み込みが足りないだけかもですが)、女の人の描き方にリアリティがない感じがしちゃったりと、とても感動するまでには至らなかったです……。あと本の雑誌の採点員で書いてた方もいたけれど、無駄な性描写が結構あってげんなりした。(というか脳内妄想を見せ付けられている気がして辛かった。)
とても微妙です。もう一回じっくり読んで考えてみたい。
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2015/11/19
いちおうこの本まだ手元にあります。今読んだら少しは印象変わるのかな...。
総合的には、まあ、面白い本なのでしょう。一気に読めたし。
けれど、何故主人公が香折をそんなにも気にするんだろうかという疑問がそのままで終わっちゃったり(私の読み込みが足りないだけかもですが)、女の人の描き方にリアリティがない感じがしちゃったりと、とても感動するまでには至らなかったです……。あと本の雑誌の採点員で書いてた方もいたけれど、無駄な性描写が結構あってげんなりした。(というか脳内妄想を見せ付けられている気がして辛かった。)
とても微妙です。もう一回じっくり読んで考えてみたい。
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2015/11/19
いちおうこの本まだ手元にあります。今読んだら少しは印象変わるのかな...。
壮大かつ時空を超えたラブロマンス。(まんまやないけ)
五部に渡ってそれぞれ違う、でもどこかリンクしている物語が綴られます。
あなたを見つける度に、ああ、あなたに会えて良かったと思うの。いつもいつも。会った瞬間に、世界が金色に弾けるような喜びを覚えるのよ。いつも、うれしかった
こんな台詞にくらくらしてしまう。何度生まれ変わっても結ばれることのないエリザベスとエドワードの物語。二人はただ出会う為に生き、その日を待ち焦がれ、出会った時には人生最大の幸せを感じ、そして次の瞬間には別れが待っている。
本当にそれは幸せなのかしらん(笑)とつっこみをしたくなりますが、本人たちは幸せのようだからまあいいか。
目眩がするほどロマンチックで切ない物語だと思います。ミステリーもばっちりあるしね。後半は私的にはちょっと、と思ってしまいましたが、オススメではあります。
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2015/11/19
未だに私の恩田作品ランキングの上位です。
五部に渡ってそれぞれ違う、でもどこかリンクしている物語が綴られます。
あなたを見つける度に、ああ、あなたに会えて良かったと思うの。いつもいつも。会った瞬間に、世界が金色に弾けるような喜びを覚えるのよ。いつも、うれしかった
こんな台詞にくらくらしてしまう。何度生まれ変わっても結ばれることのないエリザベスとエドワードの物語。二人はただ出会う為に生き、その日を待ち焦がれ、出会った時には人生最大の幸せを感じ、そして次の瞬間には別れが待っている。
本当にそれは幸せなのかしらん(笑)とつっこみをしたくなりますが、本人たちは幸せのようだからまあいいか。
目眩がするほどロマンチックで切ない物語だと思います。ミステリーもばっちりあるしね。後半は私的にはちょっと、と思ってしまいましたが、オススメではあります。
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2015/11/19
未だに私の恩田作品ランキングの上位です。
表題の、多分十八番の同居話と、アジアを旅するカップル話(かかとのしたの空)。
どちらにもイライラさせられる。というか、主人公が感じる不快感とかそのイライラとかが伝わって来て「あーもう私ならこうしてやるのに!」と思いながら、半ば怒りながら読み進めてしまった。
両方の話に共通するのは『どこかおかしい女』が出てくるとこで、その存在がもう堪らない。私が主人公の立場だったらとりあえず張り倒しているかと。で、怒りを抱えている私はこの女どもがどういう末路を辿るか(出来ればけちょんけちょんになっていて欲しいと思いながら)だけに重きをおいて読んでいたので、それはこの本の正しい読み方(まあそもそもそんなもんがあるかは謎だけど)ではないでしょうが、ともかく、一気に読んでしまうくらい面白い本ではありました。
しかし、『かかとのしたの空』を読んでて中山可穂の『熱帯感傷紀行 アジアセンチメンタルロード』を思い出したのだけれども……ふたつともシンガポールの事を「退屈」だと評していることに悲しくなった私……。す、住むには良いところなんだよ!(涙)
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2015/11/19
このころは角田さんにはまって片っ端から読んでいました。
最近は「八日目の蝉」以来ご無沙汰です。
またなにか読もうかな。
どちらにもイライラさせられる。というか、主人公が感じる不快感とかそのイライラとかが伝わって来て「あーもう私ならこうしてやるのに!」と思いながら、半ば怒りながら読み進めてしまった。
両方の話に共通するのは『どこかおかしい女』が出てくるとこで、その存在がもう堪らない。私が主人公の立場だったらとりあえず張り倒しているかと。で、怒りを抱えている私はこの女どもがどういう末路を辿るか(出来ればけちょんけちょんになっていて欲しいと思いながら)だけに重きをおいて読んでいたので、それはこの本の正しい読み方(まあそもそもそんなもんがあるかは謎だけど)ではないでしょうが、ともかく、一気に読んでしまうくらい面白い本ではありました。
しかし、『かかとのしたの空』を読んでて中山可穂の『熱帯感傷紀行 アジアセンチメンタルロード』を思い出したのだけれども……ふたつともシンガポールの事を「退屈」だと評していることに悲しくなった私……。す、住むには良いところなんだよ!(涙)
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2015/11/19
このころは角田さんにはまって片っ端から読んでいました。
最近は「八日目の蝉」以来ご無沙汰です。
またなにか読もうかな。