表題の、多分十八番の同居話と、アジアを旅するカップル話(かかとのしたの空)。
どちらにもイライラさせられる。というか、主人公が感じる不快感とかそのイライラとかが伝わって来て「あーもう私ならこうしてやるのに!」と思いながら、半ば怒りながら読み進めてしまった。
両方の話に共通するのは『どこかおかしい女』が出てくるとこで、その存在がもう堪らない。私が主人公の立場だったらとりあえず張り倒しているかと。で、怒りを抱えている私はこの女どもがどういう末路を辿るか(出来ればけちょんけちょんになっていて欲しいと思いながら)だけに重きをおいて読んでいたので、それはこの本の正しい読み方(まあそもそもそんなもんがあるかは謎だけど)ではないでしょうが、ともかく、一気に読んでしまうくらい面白い本ではありました。
しかし、『かかとのしたの空』を読んでて中山可穂の『熱帯感傷紀行 アジアセンチメンタルロード』を思い出したのだけれども……ふたつともシンガポールの事を「退屈」だと評していることに悲しくなった私……。す、住むには良いところなんだよ!(涙)
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2015/11/19
このころは角田さんにはまって片っ端から読んでいました。
最近は「八日目の蝉」以来ご無沙汰です。
またなにか読もうかな。