人生に意味はあるだろうか?そういう疑問を抱いている間は、人生に意味はない。そもそも、意味がないと感じているからこそ「意味はあるだろうか?」という問いが出てくる。

 人生に意味があれば、探し回る必要はない。意味を探したり、意味を作り出そうとするのは、人生の意味を否定するのと同じだ。人生に意味はないと言っているのと同じだ。

 あなたには、人生の意味は見つけられないし、作り出せない。人生の意味は「在る」ものだ。あなたにどうこうできるものではない。
 しばらく並んで歩いていると、ロアンナの視線が、ふと隣を歩くテリーの右手に止まった。その袖から、血で汚れた包帯が覗いているのが見えた。

 「テリーさん、怪我してるの?」  「ん?ああ、こないだオオカミと戦ったときにな」  「オオカミと!?」  「ああ、あんたくらいの女の子が襲われそうになってたんでな」  「じゃぁ、ヴィードさん家の話は本当だったのね」  「さぁ、どこの女の子かは知らないがね」

 初めはテリーを好ましく感じていなかったロアンナも、オオカミから女の子を救ったという話を聞き、彼を見る目が変わり始めていた。やがて、二人は道の分かれ目に来た。祖母の家に続く道は幅の広い本道だったが、テリーは細い枝道へと進んでいた。

 「テリーさん、おばあちゃんの家はこっちよ?」  「ああ、でもこっちのほうが近道だぜ」  「そうだったの?わたし、その道には入ったことなかったわ」  「そりゃそうさ、これは猟師しか知らない道だからな。素人は危なくて歩けないさ」  「大丈夫なの?」  「早く行きたいんだろ?」  「・・・うん」

 二人は本道を外れ、テリーが近道だと言う細い道を進んでいった。

 細い道に入ってから、さらに10分ほど歩くと、道の突き当たりに古ぼけた小屋が建っているのが見えた。しかしそれは祖母の家ではない。

 「あれは・・・?」  「おれの家さ」  「どうして?おばあちゃんの家は?」  「ミゼッタの家より、おれの家のほうが楽しいぜ」  「どうして?わたしはおばあちゃんの家に行きたいのよ」  「おれはな、オオカミなんかより、女の子を狩るほうが楽しいのさ!」

 そう言うと、テリーはロアンナを羽交い絞めにし、小屋へ向かって歩き出した。ロアンナは恐怖で声が出せず、それでも必死で抵抗しようとしたが、テリーの力に為す術もなく小屋の中へと引きずり込まれていった。
山崎製パン やすらぎSWEETS 練乳クリームボンブ(新発売)

品名:洋生菓子原材料名:卵・練乳カスタードクリーム(バニラビーンズ入り)・砂糖・小麦粉・水あめ・植物油脂・蜂蜜・乳化剤・膨張剤・調味料(アミノ酸等)・香料・アナトー色素・増粘多糖類・カゼインNa・クエン酸Na・トレハロース・リン酸塩(Na)・(原材料の一部に大豆・ゼラチンを含む)

 まず、見た目がまん丸でかわいい。生地はシフォンケーキそのものといった感じで、しっとりと柔らかく、弾力がある。見た目を裏切らない感触である。中にはバニラビーンズ入りの練乳カスタードクリーム。シュークリームによく使われているものとほぼ同じだ。薄いプラのトレイに乗せてパッケージされている。

 生地の柔らかさと、カスタードクリームの優しい甘さが調和している。「やすらぎSWEETS」の看板に偽りなし、といったところか。これといったアピールがあるわけでもなく、見た目も地味だが、味はしっかりしている。シフォンケーキとカスタードの組み合わせは、最近では珍しいものではないが、コンビニで手軽に買える菓子ではあまり見かけなかった商品だと思う。

 そしてよく見れば原材料には「夢の糖質」トレハロースが含まれている。TVCM(林原生物化学研究所)で妙な宇宙人が「やったな!人間」と言っているあれだ。

 トレハロースが得点を稼いで、10点中9点。惜しむらくは見た目の地味さだ。何かワンポイントあれば満点を取れたに違いない。
 翌日、ロアンナが学校から帰ると、母のマリーはキッチンでワインを飲んでいた。前にも同じことがあったとき、ロアンナは母が恐ろしい、しかも悲しい表情で自分を見つめたのを覚えている。だから今日は何も話しかけずに、そっと自分の部屋に入った。

 ロアンナには詳しいことはわからない。しかし父と母の間に問題が起きていることは痛いほどわかっていた。彼女には、母と二人で家にいることが息苦しく感じられた。ふとベッドの脇を見ると、昨日お菓子を詰めたままのカバンが椅子の上に置いてあった。優しい祖母の顔が目に浮かんだ。

 お気に入りの真っ赤なフードつきコートを羽織ると、お菓子の詰まったカバンを持って、ロアンナは窓からそっと家を出た。

 家から10分ほど歩くと、森の入り口にたどり着いた。そこは古い森で、大きな木がひしめき合うように生えていて、冬で葉の落ちている木が多いというのに、道は薄暗かった。ロアンナは一瞬だけ躊躇したが、祖母の優しさに触れたい気持ちが森への一歩を踏み込ませた。

 薄暗い森の道は、左右から枯れた枝が張り出し、ロアンナを捕まえようと手を伸ばしているかに見えた。ふと右のほうを見ると、木の間を人が通ったように見えた。ロアンナは一瞬驚いたが、オオカミでなく人影だったことが不安を和らげた。

 「誰か・・・誰かいるの?」

 森の薄闇に向かって声をかけたが返事はない。再び不安を覚えながらも、ロアンナが先を急ごうとしたその時。

 「お嬢さん、こんな森の奥で何をしてるんだい?」

 その男はいきなりロアンナの眼前に立ちふさがっていた。毛皮のジャケットを着て、背中に銃を背負っている。森で生活するハンターのようだった。男はずんぐりした体型で背は低く、ロアンナより頭一つ分高いくらいだった。その高さから、男はロアンナの姿をジロジロと品定めするように見ていた。

 「あなたは・・・?」

 「おれはテリーだ。この森で暮らしてる」

 「猟師さんね」

 「そうだよ。それで、あんたはどうしてこんなところを一人で歩いてるんだい?この森にはオオカミがいるんだぜ」

 「おばあちゃんのところへ行くの」

 「おばあちゃん?・・・森のはずれの一軒家にいるミゼッタかい?」

 「そうよ、猟師さん、知ってるの?」

 「ああ、まぁな。」

 「そう、じゃぁ一緒におばあちゃんのところまで来てくれる?」

 「はっはは、おれは今仕事中なんだぜ?でも、まぁ、あのばあさんのところまでならついて行ってもいいがね」

 「本当!?ありがとう」

 二人はそこからミゼッタの家まで一緒に行くことになった。テリーと名乗る猟師は一言も喋らず、黙々と歩きながら周囲に目を光らせていた。ロアンナにとって、テリーの印象はあまりよくないものだったが、オオカミが出るという森で猟師と一緒にいることは心強かった。
山崎製パン メープルデニッシュサンド シュガーマーガリン


メープルクリームを折り込んだデニッシュパンにシュガーマーガリンをサンドしました。

品名:菓子パン
原材料名:小麦粉・シュガークリーム(マーガリン・砂糖・水あめ)・フラワーペースト(メープルシロップ入り)・マーガリン・砂糖・ショートニング・イースト・食塩・卵・乳糖・乳化剤・イーストフード・V.C・pH調整剤・香料・カラメル色素・カロチノイド色素・保存料(ソルビン酸)・酸化防止剤(V.E)・増粘多糖類・V.A・(原材料の一部に大豆を含む)

 すでにお馴染みの焼きたて!!ジャぱんシリーズ「号外品」である。以前、ここで紹介した「黒ごまフランス」と同じようなクリームが使われている点が、すでに減点対象。ただ、黒ごまフランスよりはクリームの「塊感」がなく、薄く延ばした状態でパンにはさんであるので、多少はマシかもしれない。

 個人的にデニッシュパンが好きなので基本点は高いが、いかんせんシュガーマーガリンが足を引っ張っている。いっそのことシュガーでないマーガリンにするか、何もはさまないほうが美味いのではないかと思った。

 最後に、パッケージの説明文に関して一言。「メープルクリームを折り込んだ・・・」とあるが、「織り込んだ」と表現するほうがイメージ的に綺麗じゃなかろうか。

 ということで、10点中8点。ちょっと甘い採点だが、黒ごまが7点だったのでこんなものかと。