
毎日見てるとその変化には気づきにくいもの。
またフワッフワ長毛の子となれば見た目の変化に現れにくいのでなおさらですよね

体重は体で起こっている異変に気付くのにとっても重要な数値です。
工夫すれば自宅でも簡単に測定できますのでみなさん少なくとも1か月に1回は測定してあげてください。
よく紹介する測定方法としては、飼い主様がまず体重計に乗る
→その後動物さんを抱っこして体重計に乗る
→引き算をして動物さんの体重を出す
といったやり方です。
飼い主様の体重も測定できるので一石二鳥ですね

体重を維持できている場合は
生命維持に必要なカロリー=体内で利用出来るカロリー
という図式が成り立ちます。
前者を消費カロリー
後者を摂取カロリー
として話をしたいところなのですが少しだけ違います

例えば糖尿病ですね。
糖尿病は、無治療だと痩せていく病気です。
痩せる場合、消費カロリー>摂取カロリー
が成り立つはずです

ただ、糖尿病の子を見ているとものすごい量を食べます。
あんなに食べている(摂取カロリーの増加)のに痩せるということは消費カロリーがものすごく増えてるか…というとそういうわけではありません

糖尿病の子はインスリンというホルモンの不足により摂取は通常もしくはそれ以上になっているんですけどそれを体内で利用しにくくなってしまっているために食べているのにほとんど食べていないという状態になっているのです。
なのでこの場合には、単純に摂取カロリーの減少とは言えなくなってしまいます。
さらに脱水も起こしやすいので水分量の分だけ体重が減ったりと。
このような複雑な疾患もありますが、多くの場合は
簡略化して
生命維持に必要なカロリー=消費カロリー
体内で利用出来るカロリー=摂取カロリー
と話できますので明日以降の体重管理ではこのようにしてお話ししていきますね

体重は一度見るようになればとても気になる数値になりますよね

その数値に一喜一憂なんてこのも珍しくはありません

みんなで正しく理解してうまくコントロールできるようになりましょう
