腎臓の働きが落ちると
タンパク質を制限するように言われています。
一般的に食べ物は体内で利用された後、老廃物として便や尿から体外に排泄されます。
タンパク質の場合は尿素窒素(BUN)というものに作り変えられたのち、尿中に排泄されます。
「尿中」と言う事は排泄される際のルートに腎臓が関わっているのです。(血液検査の項目でも腎臓の働きが悪くなるとBUNが上昇するといった内容と一致しますね。)
つまり極端な言い方をするならば、タンパク質を摂取すると腎臓の仕事が増えると言うことになります。
弱っている腎臓の負担を減らすためにタンパク質を制限するという考えが存在するのです。
※蛋白質は体を構成するのにとても重要な役割を果たしてくれています。過剰な制限は避けるようにしましょう。
高齢猫では、初期の腎臓病でもタンパク質制限は不要であると言う報告もあるくらいです。(ただしIRIS 2013 及び ACVIM 2004 では、初期でも蛋白尿を呈する場合にはタンパク質の制限が推奨されています。)