実は、当初は
見るつもり
なかったんですけどね
なのに
2年前、
沼落ちしたアノドラマ以来の
夜中まで待っての
最終回リアタイ
してしまうほど、
ハマってしまった
「ソンジェ背負って走れ」
いつもの
ネタバレなしの感想は、
様々な感情や思考が動いてしまい、
なかなか
まとまらない~
で、まぁ、
こういう時って、大体
ネタバレありで
熱く語りたいことがあるんですよ
名付けて
「臨床心理士的考察」
シリーズ
この情熱を
本業に傾けるべきじゃないかっ
と自分自身に
ツッコミ
を入れつつも
私がどうしても
考察したいのは、
なぜ運命を
変えることができたのか
臨床心理士的視点も交えつつ、
考察してみたいと思います
この後、本記事の性質上、
壮大なネタバレがあります
臨床心理士や心理学の理論によって、
解釈が異なることもあります
そもそも、なぜ彼は死んでしまう「運命」だったのか
あの甘~い最終回を見た後に、
こんな無粋な疑問に
立ち返る人は
私くらいかもしれませんが...
そもそも、なぜ
第1話で、ソンジェは
死んでしまうのか
いやーそりゃね~
タイムトラベルにより
「再会」して、
好きになってしまったソルを
命をかけてでも
どうしても
助けてしまうからでしょう
・・・と思った
そこのあなた
記憶が
あやふやに
なってしまってますよ~
・・・って、
この感覚さえも、恐らく、
このドラマのテーマのひとつ
「人は、
無意識にでも
記憶を塗り替えようとする」
・・・ってことを
示唆してるような気も
するんですけどね
第1話では、
2人は、
偶然レベルの出会いで、
例の敵も出てきませんよね
なのに、なぜソンジェは、
死んでしまったのか
ソンジェの「最初の死」の理由(その1)~「実は初恋相手だった」編~
単なる「推し」と「ファン」のはずが、
実は、高校時代の
初恋相手だったバージョンの
ソンジェの「死の理由」ですが・・・
ズバリ、
ソルの記憶から
自分が忘れ去られていることに
耐えられなかったから
2023年1月1日
橋の上での再会後、
自分のことを
記憶していない彼女の自宅まで
密かについていった
ソンジェの悲しげな表情から
推察できます。
(ちなみに、私は、
2周目視聴でやっと
気付いたのですが、
大多数の皆様は気付いてたのかな~)
ソンジェの「最初の死」の本当の理由~「2人は出会わなかった」編~
じゃあ、高校時代に
「2人は出会わなかった」バージョン
(主に第1話)
のソンジェの死の理由は
(しかし、
こんなイケメンが近くにいて、
出会えない気付かない
なんてことあるのか~)
ずばり、
孤独かなぁ
と私は感じました。
たぶん、
ソルの支えもない時のソンジェは、
高校時代の水泳の
挫折感を拭えないまま
仲間に誘われ、
何となく始めたバンドで
何となくデビュー・・・
本来の意味での
やりがいとか夢とか
見つけられないまま、
ファンや周囲のために
自分を押し殺して
「芸能人」
をしてしまった・・・
つまり、長い間、
過剰適応
してしまったことが、
うつ病発症の原因のひとつなのかなぁ
とか想像しました。
なお、うつ病は、
誰もがかかる可能性がある
身近な精神疾患である一方で、
想像以上に、
人が死に近づいてしまうリスクがあります。
(社長は、
こう言いましたけどね
すぐ休暇をあげないとね)
待ったなしの
治療や療養が必要
ということが、
もっと広く認知されて欲しいです
なぜソルは運命を変えることができたのか
さて、ここで本題
なぜソルは、
そんな孤独なソンジェの
運命を変えることができたのか
ズバリ、
ソルの中にある
温かい母性愛が、
ソンジェを死から
救ってくれたのかなぁ
・・・と言うのも、
亡き母の夢や、
父や周囲の期待に
何とか応えようと、
ケガを隠してまで、
模範的に水泳に
打ち込んできたソンジェは・・・
いつも
自分の気持ちは二の次
本当の気持ちに
蓋をして
生きてきたんだなぁ
でも、あのプールサイドでの
ソルとの「出会いの日」
包み込んでくれるソルの言葉に、
自分でも気づいていなかった
自分の本当の感情に
初めて気づいたんですよね
運命を変えた決定的な「ひとこと」とは
というわけで
ソルに出会うまでは、
実はけっこう
周りに気を使い、
内にこもるタイプのソンジェ
だったわけですが
ソンジェの死を
何としても回避したいソルから、
自分の幸せを考えて
自分勝手に生きて
と言われたのが、
運命を変えたひとこと
だったと私は思います
恋心に本格的に
火が付いただけでなく
歌うことに
胸が高鳴ることに気が付き・・・
自分の意思で、
仲間と音楽を続けることを決意し
そして、
そして・・・
ソルと一緒にいると
死ぬ運命だと知ってもなお、
今の自分の気持ちに
正直に生きることができるようになった
ソンジェの成長が
運命を変えたんですね
実は、テソンも、運命のカギを握っていた
父親は、仕事が忙しく、
母親は、家を出て行ってしまい
やさぐれ不良少年テソンの
運命を変えたのもまた・・・
厳しくも、
優しい母親のような
ソルの愛情でした
19歳の誕生日に、
ソルとわかめスープを
食べたことをきっかけに、
不良から足を
洗ったんですよね
はからずも、
ソルがテソンを
「刑事」にまで
育て上げるとは
そうすることで
「刑事テソン」がソンジュを
最終的に救った
という伏線回収もまた
すごい~っ
ただの恋愛感情ではない「3人の関係性」とは・・・
ちなみに、
ソル、ソンジェ、テソンの
3人とも
シングルマザー/ファザーに
育てられているのは、
たぶん偶然じゃなくて...
ことあるごとに、ソルを
甲斐甲斐しく
世話をするテソンも・・・
どこか家族みたいな存在感だし
自転車の乗り方を教えるソンジェも、
ソルのお父さんの役割も
担っていて…
あれほど
かっこいいのに
ガツガツしたセクシーさが
前面に出ない
どこかお父さんみたいな
寛容さがあるソンジェ
つまり、3人とも、
ただの恋愛感情だけではない
お互いの母親や父親のような役割で
支え合っているからこそ、
どこか切なくも
温かい気持ちになる
関係性だし・・・
それが、最後には、
3人の運命を
前向きなものに
変えたんだなぁと思います
以上、臨床心理士の視点から
考察してみましたが、
いかがでしたでしょうか
(…って、
よくよく読むと、
ただの韓国ドラマオタクの
一人語りですけどね…)
こうやって考察していたら、
長文になってしまったので
次回
このドラマの結末と
タイムトラベルについて
まだまだ語ります
ファンのみなさま、
もしよろしければ、
またお付き合い下さ~い
(でも、大学の仕事が
もうホント忙しい時期なので、
いつになるかわかりませんけどねー)