前シーズンを見終わった瞬間から、
想像はしていたけれど・・・
(ネタバレなしの感想はこちら)
賢い医師生活
シーズン2
絶賛沼落ち中
です~
(早速こんな記事も書いちゃったくらい)
3歳児の夜泣き&看病しながらでも、
木曜深夜のリアタイで
喰いついてますよー
(・・・ちなみに、
「わかっていても」は、
私には闇(病み)が深すぎて、
リタイア寸前~)
さて、今回は、
同志の皆様に、
こんな疑問を投げかけてみたいと思います。
なぜ、ソンファは、
「脳神経外科医」
なんだと思います
というのも、私、
臨床心理士として、
常日頃から、
心身の不調の相談にのっておりますが、
身体の状態
=心の在り方やその人の性質
を表現するものなんだな~
とよく感じるんですよ。
例えば、
「消化不良」というのは、
胃腸の役割から言えば、
食物をうまく消化できない
という現象ですが・・・
外から自分の中に入ってくる情報や感情を、
消化できない
受け入れたくない
という心の声に置き換えることもできます。
(全てがそうというわけではありません。)
こんな風に、
身体の状態から、
心のメッセージを受け取ることを
「からだことば」と言います。
今回は、そんな独自な
(っていうか、かなりマニアックな(笑))視点から、
このドラマを考察してみたいと思います
以下、ネタバレがあります。
さて、早速、
冒頭の疑問ですが、
ソンファはなぜ、
脳神経外科医なのか
これは、
脳神経が、
一体どういう役割をするのか
と考察してすると、
深~い意味があるな
と思うのですよ。
つまり、
脳神経
=身体の各部位の司令塔
であり、身体をコントロールする役割を担っていますよね。
これは、ソンファが、
個性豊かな大学同級生たちを、
つないでコントロールする役割
を果たしていることを象徴しているのかな
とか・・・
あるいは、一般論として、
「感情で動く」のが女性的ならば、
「頭で考える」のは男性的とも言えるので。
女性が脳神経を専門にすることにより、
男性社会やステレオタイプに対して、
果敢に挑戦している
女性パイオニア
を表現している可能性も
(「若い女性」ということで、
レジデントに間違えられるシーンもありました)
・・・少し論点はズレますが、
ソンファが、
首のヘルニア(頚椎椎間板ヘルニア)
を患うのは、
外科医の職業病
という側面がもちろん強いのでしょうが・・・
私は、どちらかというと、
彼女の無意識の心のメッセージ
も含まれているのかな
と考えています。
日本語でも、
「首が回らない」
って慣用句がありますけれど
(ま、彼女の場合、借金はないでしょうけどね)
首って、
頭(脳)で考えたこと、感じたことを、
身体に伝達する経路の一部でもあるわけで。
頭で考える正しさを優先して、
感情をきちんと伝えないまま、
体を動かし続けて、
疲れ果てちゃった
みたいな・・・
つまり、何となく、
これまでのようには、
どうにも頑張れない、
行き詰っているような心持ち
が伝わってくるんですよね。
シーズン2では、
心のままに動けるようになり、
イクジュンとうまくいくといいのですが
ジョンウォンは・・・
ただ単に、
子ども好き=小児外科医
ってことでいいのかな(笑)
普段はニコニコのお医者さんだけど、
たま~に5人組に見せる、
駄々っ子みたいな言動は、
本当の子どもみたいですよね
・・・って、これ以上は思いつかず、
ざっくりしすぎの考察で、スミマセン
ソッキョンが
産婦人科医なのは・・・
まぁ、わかりやすく、
横暴な父に対する葛藤・反発とか、
女性を大切にしたい心性(要はマザコン)を
表現しているのでしょうか、ね・・・
男なんて、
絶対診たくないゼッッ
という無意識の主張はあるのかも~
(私自身、流産を繰り返す不育症と共に
3人目を出産したので、
このシーンは号泣でした)
あるいは、
家族問題に翻弄され、
自分を押し殺して生きてきたソッキョンなので・・・
父の死により、葛藤を乗り越え、
新たに生まれ変わった自分としての人生を
歩み始めたこと自体、
生と死が
同時に行き交う産婦人科
の性質と重なる部分があるのかもしれませんね。
蛇足ですが
個人的には、ソッキョンは、
精神科医が合っているんじゃないの~
と思っています
(表面上は淡々としていながらも、
ナイーブな感性がピッタリだ~)
イクジュンが
肝胆膵外科医なのは・・・
このドラマにおいて、
かーなーり深い意味合いがある
と個人的には思って見ています
というのも、
肝臓=沈黙の臓器
であり、多少の負担にも、
長期間耐える臓器なんですよね。
どんな時でも、
表面上は明るく振る舞い、
葛藤は決して見せない
イクジュンの性格と相通ずるものがありますね。
あるいは、他の臓器は、
脳死者からしか移植できませんが、
肝胆膵外科では、
生体肝移植が出来るという特徴もあり・・・
院内の各所に出没しては、
大切なものを、
人と惜しみなく分かち合おうとする
イクジュンの姿や性質を
象徴するものかもしれません
ドラマの演出という観点から見ても、
人柄、頭脳、医療技術がパーフェクトな人が、
心臓とか脳外科専門だと、
視聴者からすると、
少々辟易しちゃうよね
という判断もあったかもですね
ジュンワンが
胸部外科医なのは・・・
一見クールに見えるけど、
常に動く心臓の鼓動のように、
情に厚く、情熱の心があることが
端的に表現しているのかな
つまり、
Cool head, warm heartな医師ですね~
個人的には、
生きた人から移植できる肝臓と違って、
心臓移植=ドナーの死
という事実と表裏一体なので・・・
5人の中で、実は、
最も精神的にしんどい診療科であり、
同時に、真に強い心(臓)を持つ医師なのは、
ジュンワンだと思っています
予告を見ると、
次話(シーズン2の4話)のメインは、
ジュンワンのようなので、
そこで、更に、
彼の人となりが描かれることを期待
(そしたら、もうちょっと、
胸部外科であることの意味がわかるのかも~)
以上、
かなりマニアックな視点でしたが、
いかがでしたでしょうか
私にはわからない部分もあったので
他の見解や解釈があれば、
ぜひ聞いてみたいです~
いずれにしても、
賢い医師生活2
(もう既にロス覚悟で)
共に楽しんでいきましょう~