長年
docomo
ユーザーの私
ですが...
(1997年当時、
自宅周辺に電波が入る
唯一の会社だったので)
実は、
dTVは未体験のまま、
最近
Lemino
というのに
リニューアルって
ビックリしつつ、
この度、
今回ご紹介するドラマのために、
初体験(=無料お試し)
しましたが。。。
うーむ……
使い勝手は、
改善の余地が
まだまだありそうですね
(多忙につき、
私は一旦撤退かも)
でも、
独占配信してくれたことは
大満足ですよ
昨年の
Disney +
に続いて、
サブスク多様化時代
突入ですね
いずれにしても、
いつも通り、
ネタバレなしで
語りまくります
財閥家の末息子
こんな人にオススメ
主人公と共にタイムスリップして、財閥家の内部の視点から、韓国の現代の経済史を「体験学習」してみたい人
大金持ちであろうと変わらない親子の普遍の愛と葛藤と、時代とともに変化する夫婦の形に、ジーンとしたり背筋を寒くしたりしてみたい人
貧しき者は、富める者に支配されるしかないのか生まれながらに「運命」は決まっているのかこの際、真剣に考えてみたい人
どこかVRのような冷静なソン・ジュンギと、人間味あふれる熱いイ・ソンミンの両者の対比に心震える圧巻の演技を見たい人
*ちなみに、
私が、
このドラマを見た理由ですが...
昨年、あの名作
「ミセンー未生ー」にて
イ・ソンミンの演技に
度肝を抜かれ
また、今年初め、
外国人女性との再婚を
発表してからの方が
なぜだかますます気になる
ソン・ジュンギ主演の
超話題作
として、
絶対見たいっ
と思っていたんですよー
ざっくり言うと
こんなドラマ
あなたも、歴史の生き証人に
タイムスリップして
「財閥家会長」の半生を目撃してみる
よくよく思い出してみると、
ここ数ヶ月間、
タイムスリップモノ
を連続視聴している私
麗 ~花萌ゆる8人の皇子たち~
ポンダンポンダン 王様の恋
なんですが、
こちらの
「財閥家の末息子」は、
某テーマパークの
アトラクションにありそうな
歴史体験
タイムトリップツアー
のような趣ですかね~
いずれにしても、
貧困家庭出身の
ユン・ヒョンウ
(ソン・ジュンギ)は…
(韓国ドラマあるある
アヤシイ名前の部署は、
アヤシイ仕事をしてるという)
財閥家のある
「裏仕事」
をする中で、
消されてしまうのですが
目が覚めると、
ナ、ナント
1987年の
財閥家の三男の息子
チン・ドジュンに
生まれ変わっていて…
そこから、
ビジネスカウンターパート
として、
宿敵
として、
時に、
良き伴走者
として…
伝説の会長とその孫が、
対決したり
交わったりしつつ、
財閥グループ
買収・後継
をめぐる攻防が
最高に
スパイシーな
ノンフィクション風
ファンタジー
です
韓国の現代史を
カタルシスを感じつつ
経済/政治的視点から問い直してみる
財閥の末息子
ドジュンが
大学生になった頃の
’90年代後半から
’00年代の
韓国政治や世界経済の
激動の波
に巻き込まれながら、
物語が進んでいくのは、
「二十五、二十一」
と同じ感じですかねー
でも、中身は
未来人ヒョンウは、
歴史を
「予習済み」
なので、
株の乱高下も
軽く乗り越える
無敵状態~
格差社会の
底辺にいたはずの彼が、
財閥家の一族を脅かす
痛快な数々のエピソードは、
カタルシス
を感じることでしょう
総合的評価
(星4.9)
韓国ドラマあるあるの
財閥家の権力争い
がメインストーリー
ではありますが…
多様な観点から、
裏テーマが見出せる
奥深い韓国ドラマでして。
特に、私が
興味深かったのは、
以下の2点かな
裏テーマ1:
「怒り」を制することが
「闘い」の本質だ
このドラマ、
生まれた境遇により、
人生が決まってしまう
不平等な社会への
怒りを燃やす
ヒョヌの
「復讐物語」
でもあるわけですが…
でも、
財閥家の人々もまた、
様々な理由から、
かーなーりの
怒り
を抱えて生きているのが
印象的なこの物語。
これこそが、
韓国の
恨の文化
っていうものなのかなー
と素人ながら感じました。
怒りを、
自分の内におさめて、
絶妙な人間関係のバランスをとる人。
そもそも
怒りを自覚せず、
無意識下に押しやる人。
知的な戦術で
怒りを昇華させて
パワーに変える人。
自分では抑えきれない
怒りを撒き散らして自爆する人。
今まで
様々な財閥家を
韓国ドラマで見てきたけれど。
彼らの人生は、
自分の内側に潜む
怒りとの闘い
であり、
それをいかに
コントロール
するかが、
権力争いの
本質なんだなー
と思いましたね。
裏テーマ2:
家族関係も時代と共に変わる
ハラハラの権力争いの中にも、
丁寧に描かれている
親子愛とか
夫婦の愛憎
といった
家族間の葛藤は、
理解可能なのが、
良いですね
特に、
このドラマでは、
様々な形の
父と子の関係が
クローズアップされてますが。。。
自分の分身のようであり、
最大のライバルのようでもあり。
女性間が
ドロドロだとしたら、
男性間は、
けっこう
ねっとりしていて
なかなか
諦めきれないもんだなぁ
と思いましたし
夫婦の在り方も、
祖父母世代
あくまで夫の体面を保ち従う妻
(ビックリな
財閥家の中でも、
ハルモニの「2つの秘密」が
一番度肝を抜かれたゾっ)
子世代夫と妻は、運命共同体
そして、
孫世代互いに頼らず自立・独立
(あるいは非婚離婚)
…と、
時代の流れを
象徴した関係性
になっているのかな~
とにもかくにも、
かなり緻密に
人物設定されているので、
わけもわからず
泣き叫ぶ
マクチャンドラマ
とは一線を画しており、
家族って
何なんだろう
と考えさせられる作り
となってますね
もちろん、
俳優陣も
スゴかった~
ソン・ジュンギは・・・
財閥家の息子
貧困家庭の息子
一人2役
を演じるわけですが、、、
タイムスリップ後の役は、
VR(ヴァーチャル・リアリティ)
のような
サイボーグ的存在感
でして
何ていうのかな
黒目がちの瞳
淡々とした表情
つるんとした肌
いつもどこか
俯瞰している姿は、
CGみたいで、
いかにも
未来から来た人
って、恐らく
意図的な演技であり、
すごい演出ですよね~
対する
イ・ソンミンは・・・
会長の中身に
入り込んじゃって、
もはや
演技の次元じゃない
だけでなく
むっちゃ
圧がすごいですよっ
ソン・ジュンギの
静かなキャラとの対比で、
とにかく
怒り、
怒鳴りまくる~
でも、
家族第一には
どうしても
生きてはいけない
財閥家会長の
悲哀なのかなー…
ちょいちょい見せる
一瞬の
しまったな
って表情が
妙に人間くさくて、
時に、
涙を誘われますね
滋味あふれる演技
重厚な存在感
THE 俳優
ですね~
・・・と、
ここまで、
大絶賛
ですけれど、
マイナス分は…
タイムスリップモノなので、
こりゃ、
落としどころが
難しいな
と予想しつつ
ワクワクしながら
見てましたが。。。
最終回は、
怒濤の展開過ぎて💦
ある重要なこと
が明らかになるわけですが、
初見では、
何が起きたのか、
やや唐突過ぎて、
理解できなかった部分も
(私の理解力不足)
私と同様の方は、
初回と最終回だけでも、
リピ視聴を
オススメします
あとは、
過去現在
の外見なんですが。。
人によって、
老け具合が
違い過ぎじゃ
ありませんか...
(孫世代の後継者は
全然変わってないよっ)
あ、でも、
同じ外見の
ソン・ジュンギは、
あくまで
ヒョンウの
主観の物語
と感覚的に理解出来るので、
私は全く
気にならなかったですね
ファンタジーって、
基本
あり得ない話が
ベースなので、
何を許容するか
ってことは、
個人の感覚や価値観に
かなりよるものだなぁ
と改めて感じました、ね
いずれにしても、
この物語のメッセージは
心の真ん中に
どすんと
伝わってきたので、
満足です
というわけで
早くも、
2023年
マイベスト
韓国ドラマ候補入り
なので、
全力で
オススメしちゃいまーす