前回まで、2回連続で、
「愛の不時着」について、
熱く語ったわけですが・・・
これまた、
「愛の不時着ロス」の症状
の一種なのか~
なんか、もう、
ブログを辞めてもいいような・・・
満足感
脱力感
でいっぱいになり・・・
・・・っていうのは、
半分本気、半分冗談ですが。
(まぁ、ぶっちゃけますと、
子どもの行事と、自分の仕事と、
溜まった家事に追われ、
ドラマを見る時間もない
忙しさの今日この頃・・・)
そんな時、
心を奮い立たせてくれる
のが、今回ご紹介するドラマの魅力なのかも
私にとっては、
初めての
「愛の不時着ロス」を癒すべく、
トライ&一時中断した(笑)
思い出のドラマです
いつも通り、
詳しいあらすじ&
人物相関図&ネタバレなしで、
お届けします
梨泰院クラス
【こんな人にオススメ】
ヤクザ映画は苦手だけど(だからこそ)「仁義ある戦い」なら見てみたい人
人生の困難や理不尽さを、力強い意志で乗り越える術を知りたい人
「韓国ドラマなんて、甘ったるいし~」と敬遠してきたけど、骨太なドラマなら見てもいいかな~と思う人
内実共にカッコよすぎるパク・ソジュンの痺れる男らしさに胸を打たれたい人
※ちなみに、
私がこのドラマを見た理由は、
2020年、韓国ドラマにハマった
日本人の79%
(はむはむ調べ←ウソです(笑))
が経験していると思うのですが・・・
「愛の不時着ブーム」で、
「次に見るべき韓国ドラマ」
として挙げられてるのを、
度々目撃したからです。
(そして、それは
真実だったのでした)
【ざっくり言うと、
こんなドラマ】
仁義ある闘い
ヤクザなドラマというか
このドラマが、
「男性に人気な
(レアな)韓国ドラマ」なのは、
主人公のパク・セロイ(パク・ソジュン)が、
文字通り、裸一貫から起業する様が、
「ビジネスのサクセスストーリーだから」
という解釈が多いようですが・・・
私は、ズバリ、
(ソフトな)
ヤクザなドラマだから、
なんじゃないの~
と思ってます。
と言っても、このドラマの
「仁義ある若者 vs ワンマン社長
(と言う名のヤクザ) の闘い」
は、じわじわとくるような
心理戦が多いので、
日本的ヤクザの団体抗争みたいに、
血なまぐさい決闘ではないですが
それでも、
暴力的、
違法的、
非道的シーンの数々がありますので、
正義感が強い方、血圧が高い方は、
くれぐれもご注意を~
三角関係四角関係
(いやいや、もっとか~)
「若者の愛と自己実現」
を描くのも忘れてない~
「ヤクザ的闘争」の部分を除いて、
至極簡単にこのドラマを説明するなら、
「20代の若者の愛と自己実現の物語」
とも言えます。
そういうドラマって、
大抵、まぁ、何ていうか、
青くさいんですが・・・
このドラマは、
「ある一部の人」を除いて、
苦労してたり、思慮深かったりで、
恋愛の部分も含めて、
いいオトナが見ても共感できる青春物語
というのが、特筆する点です
何と言っても、
パク・セロイの達観した在り方は、
国や年齢や性別を超えて、
人として何が大切なのか
訴えかける強さと優しさがあり、
それが、
このドラマの最大の魅力
と言っても過言ではないですね
【(超初心者による)
韓国ドラマあるある度】
韓国ドラマっぽいストーリー度:
「そんなことが許されるんかい」
と感じるエピソードは多いですが・・・
まぁ、現実にも、
あり得る程度なのかなと
「財閥」じゃなくて、
「成り上がり」だし
「御曹司」は、
よくいるタイプの「御曹司」
じゃないし
「わめく」よりは、
「じわじわっと」
主張するキャラが多いし
「韓国ドラマ」という枠は、
いったん横に置いても、
差し支えないような、
ストーリー展開&表現ですね~
【総合的評価】
(星4.5)
このドラマのすごいところは、
立場とか切り口によって、
色々な見方ができる豊かなテーマ性があり、
感情だけでなく、
思考を揺さぶる面白さがあるんですよね。
様々な背景
(外国ルーツ、ジェンダー、犯罪歴 etc)
を持つ登場人物たちは、
「ダイバシティーの重要性」
を訴えているようにも感じられるし・・・
個人的には、
パク・セロイに、
仲間が次々と合流していくあたりは、
イエス・キリストに、
追従していく使徒の様相
と重なって見えました。
「パーカ着ている
キリスト様かっ」
みたいな
・・・ちなみに、
私無宗教なので・・・
あくまでイメージです。
(あ”、「聖☆おにいさん」
とも違いますよ~)
(この1~3巻、メルカリで絶賛出品中ですので、ご希望の方、お知らせください(笑))
いずれにしても、
そういった
「崇高さ」を表現できるのは、
やはり、
パク・ソジュンだから
としか言いようがないです。
(他の俳優が一切思い浮かばないよ・・・)
あるいは、
パク・セロイとチャン・デヒの関係は、
単なる
善悪の闘い
と見るよりは、
「若さ VS 老い」とか、
「父性との闘い」
とも解釈可能と感じました。
つまり、セロイの実父は、
父でありながら、
何事も受け入れるような
「母性的存在」なので、
セロイにとって、
「父性的存在」
を体現しているのは、
実は、チャン・デヒだと思うのですよね。
安易に殴ったり、
陥れたりするなど、
「不正な父性」
とは思いますけれど
「悪の存在」と一蹴することはできなくて。
むしろ、セロイの成長にとって、
必要不可欠な存在なんですよね。
(※ 蛇足ですが
現在、「ヴィンチェンツォ」視聴中なのですが、
ユ・ジェミョンの演技の幅の広さには、
感嘆するばかりです~)
そして、ある意味、ですが、
セロイにとっての
「母性」を体現しているのは、
チョ・イソ、なのかな
彼女が
セロイに心を寄せていくシーンの数々は、
ソシオパスでありながら、
聖母マリアのようでもあり・・・
とにもかくにも、
その表現ができる、
キム・ダミの目力が
すごすぎる~~
(私など、アラフォーなのに、
うっかり髪型まで真似てしまったくらい)
(こちらの記事は、
身バレ防止のため、
「アメンバー限定」
となる時もあります)
と絶賛しつつも、
マイナスの理由は・・・
やはり、最初の何話かは、
理不尽かつ残酷なエピソードが多過ぎて
私は耐えられず、中断してしまったので
イソが登場するあたりから、
話のテンポが上がってきて、
心の動きも見えてくるようになり、
(その点、パク・セロイだけだと、
ブレない分、単調なのよね、
たぶん)
すごく良かったのですが、
終盤は・・・
うん、駆け足でまとめたかな~
という印象です。
いずれにしても、
ラブコメの印象が強いパク・ソジュンが、
このドラマの出演を決めたのは、
けっこう思い切ったな~
とも思いました。
私自身、
パク・ソジュン主演
じゃなければ、
絶対見ないタイプのドラマ
だったと思うので
このドラマに
出会わせてくれた彼に感謝
ですし、
そんな皆様にも、
力強くオススメする逸品です