2009年、ポプラ社
第13回大藪春彦賞、第28回日本冒険小説協会大賞をダブル受賞した作品。殺し屋のための会員制ダイナーを舞台にした人間模様。
細かい解説はあまり意味がない。殺し屋、ハンバーガー、ブルドッグ・・・といった私の好きなものたちがこれでもかと登場するだけでも嬉しいのに、その上にはこってりした血のソースがかかっている。なんともハイカロリーな逸品である。
私は折に触れてこの作品を読み返している。そしてその度に、幸せな気分になる。財布が分厚いときに焼肉屋に行って、「上」やら「特上」という接頭語が付いた皿を片っ端から頼むときの気持ちに近い。
無論、一般性があるテーマではないし、こういう作品は好き嫌いがはっきり分かれるだろう。しかしそもそも私は、こういうのが嫌いな人の気持ちが分からない。
他の平山作品も、そのうち紹介できればと思う。