昨日読み終えた小説。
謎の企業が開発するクラインと呼ばれるゲーム。
シュミレーション、ロールプレイング、シューティング、アクション、そしてサスペンスと、全てが統合されたゲーム。
ただしそれは、マシン(クラインの壺)の中へ裸で入り込み、仮想世界の中で自分の体と五感全てを使って体験をするという、ゲーム界の常識を覆すもの。
そのプログラムはデータ量がギガの1000倍のテラの、更に1000倍のペタの領域。
主人公は、自分が書いたゲーム用小説がその製品に採用されたことによって、ゲーム開発にテストプレーヤとして加わることになる。
しかし・・・、テストを繰り返すうちに現実と仮想の境界がわからなくなってゆき、最後は・・・
結末は読者にとってモヤっとしたまま終わってしまう。
わからないのが面白いというか、怖さという余韻を残すのだけれど・・・。
この小説、なんと約20年前のもの。
世界観はマトリックスに似ているけれど、マトリックスよりもずいぶん前に書かれているから驚くばかり。
テラとかペタなんて言葉がその時代に出てくることだけでも、作者のすごさってのが見えてくる。
なので、今の時代でも全く違和感無く、言われなければそこまで古い作品だとはわからない内容。
唯一違和感があったのは、人同士の連絡手段としてケータイが出てこないってことかな・・・。
とにかく、一気に読みたくなるおもしろさがあって、これもかなりオススメ。
近々、同じ作者の本を貸してもらえる予定で、こっちも楽しみなのであーる( ̄▽+ ̄*)