「障害者就労支援の100円均一店開店 神戸・灘区」
神戸新聞2013/11/13記事参照
障害者の就労支援に取り組むNPO法人
「マブイ六甲」が運営する100円均一
ショップ「まぶ家」が、灘区倉石通1の
水道筋商店街にオープンした。
知的障害があるメンバーが、商品の陳列、
集客のための声掛けやティッシュ配りに
取り組み、地域御用達の店を目指す。
同法人は1999年、東神戸に障害者の
働く場を提供しようと設立し、2011年、
出張作業所として同商店街にクリーニング店を
オープン。
昨年、同店の向かいに空き店舗ができたことから、
100円ショップの開店を目指して準備を進めてきた。
周辺に文房具店や電気店がないことから、
店内には電池やノート、清掃用具や台所用品
など約1万点が並ぶ。
色ごとに見やすく並べるため、商品一つ一つに
シールを貼る作業もメンバーが担当する。
看板のデザインも、みんなで話し合って決めた。
大きな虹と太陽の下には、笑顔のメンバーの
似顔絵が描かれている。
看板の下で声掛けをしている男性(27)は
「たくさんの人に利用してほしい」と力を込める。
今後、少しずつ商品を増やして、地域の便利店を
目指したいという。
同法人の佐々木勝也施設長(44)は「日常の
買い物を通して、地域で働く障害者の姿を、多くの
人に知ってほしい」と話す。
【コメント】
100円ショップへの就労というのはよく聞く話ですが、
自分たちで作るというのはなかなか無いことかと思います。
障害をお持ちの皆さんならではの視点が、店舗の工夫にも
生かされていて、結果的に多くの方が便利に使えるお店に
なりそうな予感がします。