トミフラの「ブルータイム」を聴く。
灰皿にあふれるキャメルの吸い殻。
お気に入りのアンティークのキャメルのジッポー。
ワイングラスにブルーノートのコースター。
大きなコルクボードに貼り付けたマイルスデイビスのポスター。
ハーフサイズのグランドピアノ。
黒のテレキャスター、ゴールドのレスポール、パープルのベース。
20代後半のぼくの部屋の風景が、「ブルータイム」とともに蘇る。
ワイフが誕生日プレゼントにくれたオーディオセットから流れるトミフラのピアノ。
毎晩のようにワイフを想いながら、いつも聴いてた「ブルータイム」。
人生の全てが恋愛でうめつくされてたような時代だった。
携帯なんて無い時代・・・、家の固定電話にかけるのはちょっと勇気がいる。
それも深夜なんてご法度だ。
だからただ向こうの空を見て相手を想うという時間の過ごし方。
今「ブルータイム」を聴くと、いまだに切なさのようなものが心を支配する。
ちょっと甘酸っぱくて・・・・。
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