人生は本当に曲がりくねった道の連続なんだと痛感する。
そして長くて暗い。
ぼくはそんな道を下を向いたり、上を向いたり、横を向いたりして歩く。
ひどく静かで真っ暗な道に入った時に、
前を向いて歩けることがどれだけ幸せなのか改めてわかったりする。
ずっと下を向いて歩き続けることもできる。
それはそれで自分の中の価値観があれば、それは正義だとも言える。
でもそれでは何となく希薄な感じがしてつまらないとも思ってしまう。
やっぱり遥か前方には光が見えていて、
ぼくは前をしっかりと見据え、歩いていきたいと思う。
でも暗闇は突然やってくるものだ。
そんな時、ぼくの目の前の道をランプを持って照らしてくれる人がいる。
皆誰もが人の道に対して説法ができるほどの生き方をしている訳ではない。
むしろ、それを正統的にとらえて、一緒に歩いていこうと言ってくれる人・・・、
ぼくにとってそういう人というのは、本当にありがたい存在である。
どんなに曲がりくねった暗い道でも、
ランプを照らし、目的が同じ誰かと一緒に歩いていければ、
それがどんなに重い荷物であっても絶対に前に進んでいけると思う。
暗闇の中でぼくが見たランプの灯りは、
またぼくに一つの大きな哲学を与えてくれたようだ。