おいしい酒を飲みたいと思うんだが、
何となくウイスキーを飲んでる時って何かせつなかったりするものだ。
夜に一人で飲むからなのかもしれない。
常に頭の中で何かに語りかけている。
家族のこと、仕事のこと・・・。
考えても仕方のないことも多いんだけど、それが「生きる」ってことなんだろう。
ぼくは歴史物が大好きで、史実のドキュメンタリーを好んで見る。
そしてそんなテレビを見ながらも、その軍師に自分を重ね合わせて、
仕事のやり方や人生の歩み方を考えてしまうものだ。
ウイスキーの世界観が男としての覚醒を助長させているのかもしれないな。
アテはナッツやチーズも好きだが、
お箸で食べるちょっとした和えものが小鉢にあれば最高にイイ。
で、そこにはやっぱり日本のウイスキーが合う。
甲斐駒ケ岳から雪解け水が流れる尾白川の水。
南アルプスの山の風味を感じる白州は繊細で軽い口当たりが最高だ。
キツ目の炭酸で割ったハイボールを、すべてを忘れるようにクイッと飲みほす。
人生、あまり深く考えない方がイイ。
考える時間があれば、一歩足を前に踏み出すことの方が大事なんだ。
