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ひとり釣りして食って寝る in広島

ひとりで孤独に釣って自分でさばいて地酒片手に食って寝る。でも時には誰かと並んで釣糸を垂れていたい雑魚釣り専門サラリーマン。




最近の釣行計画がことごとく粉砕される中、

とりあえずファミリー登山にだけはありつけた。






今回の山は広島市安佐北区の「白木山」である。






広島市内近郊の山では珍しく累積標高差が800mあり、

平均斜度こそ及ばないが中国地方最高峰の大山にも匹敵する難コースとなっている。




いつか大山登頂を、と考えている我が家にとっても、良い訓練コースだ。






ただ、今日に限って朝から微妙に腹具合がよろしくない。




一抹の不安を抱えつつ、JR白木山駅前からスタート。







まずはしばらく里山風景を楽しみながら歩き、登山口へ。







少々ハイペースながら4合目を通過し、











水分補給をしながら…







順調に高度を上げていく。













そしてようやく頂上が目前に迫ってきた。












白木山山頂に到着である。















なるほど、空気が澄んでいれば遥か大山まで見渡せるらしい。













しかし、

登頂の余韻に浸っていると、汗だくになったウェアが氷のように冷たくなって体温を奪い始めたのだ。










そして恐れていた事態が発生した。




連合艦隊の第一波攻撃隊がワタクシの肛門に対して進撃を開始したのである。




時折、奇襲的に便意を催すが、

それが取り敢えずの気体なのか本気の固体なのかの区別がつかない為に、

うかつにパナマ運河の閘門を開くわけにはいかない。




しかし体温の低下とともに奇襲的便意の発生間隔がまるでカウントダウンをするかのごとく、徐々に狭まってゆく。




むむ、ここは大事をとって今すぐ嫁さんに下山を申し出るべきか…。




いや待て、

まだおやつも食ってないのにそんなことをしたら「ほら段取りが悪い」だの「ほら危機管理がなってない」だのとののしられるに決まっている。




しかし、早めに手を打たないと、もしも我慢の限度を超えた場合、この山中でやがて訪れるのは〝惨劇〟の二文字である。












ううう、トイレ禁止…。


これはもはやワタクシに対する言葉の暴力だ。




しかも一刻も早く下山したい事で脳ミソが一杯のワタクシをよそに、

窮状を何も知らない嫁さんが

「家の方角はどっちかねー?…ねえ、どっちなん?何で黙っとるん💢」

などと呑気な質問をしてくるのだが、

申し訳ないが緊急事態に陥ろうとしている今のワタクシにとって家の方角なんてどっちでもいい。




スケルトンがうつ伏せで滑るやつで、ルージュが仰向けで滑るやつっていうくらい、どっちでもいい。







すると、さすがに嫁さんも寒くなってきたのか、思ったよりも早く下山の途につくことになった。




よしいいぞ、まだ耐え得るレベルだ。


膝のクッションを利用して衝撃を抑えながらテクニカルに一気に下山を開始。







しかし順調に下ってきたかと思われた矢先、

事もあろうにウチのワンコが突然クライマーズハイを発症し、不可解な暴走行為を始めたのである。











何てことしてくれるんだ。




この無駄な振動で連合艦隊旗艦「大和」が一気に戦場の最前線に躍り出たではないか。




いかん、堪忍袋ならぬ巾着袋の緒が切れそうだ。


ご飯時にまったくもって申し訳ない…







麓のスーパーのトイレまであと30分てところか?







ど、どうしよう?



一瞬、お散歩バッグの中にある「携帯犬用おトイレ」が頭をよぎったが、

いくら恥じらいもクソもない40代半ばのオッサンでも、さすがに人間の尊厳だけは失いたくない。









ここが正念場だ。



もうブログ用にと写真など撮っている場合では無い。



野放しのワンコを抱き抱えて拘束し、

便意から意識をそらす為に取り敢えず「スターウォーズのテーマ」を頭の中にガンガンに流しながら下山を続行。












そしてめでたくこの肛門に対する拷問に耐え抜き、

間一髪、麓のスーパーへとたどり着く事が出来たのであった。









それではこのスーパーに感謝し、最後に宣伝して終わりたいと存じます。