ひとり釣りして食って寝る in広島 -24ページ目

ひとり釣りして食って寝る in広島

ひとりで孤独に釣って自分でさばいて地酒片手に食って寝る。でも時には誰かと並んで釣糸を垂れていたい雑魚釣り専門サラリーマン。



















先日、たまたま中学校の卒業アルバムを開いた。








中学時代なんて、もうかれこれ30年も前の事になるが、

クラス別のページや運動会、修学旅行のワンシーンなど、当時の懐かしい面々を眺めていると、

まさに青春、思春期の真っただ中といった感じがして、なんとも微笑ましい限りであった。




部活動のページでは、ワタクシもしっかりと登場している。




何部かというと、卓球部である。


おいそこ、笑わない。






しかも部長を務めていたので、

部の集合写真ではエラそうに〝センター〟の立ち位置でカメラ目線を送っている。






さしずめ、AKB48で言うところの指原って感じか?


すんません、ワタクシの中でのAKB48はそこで止まっているので…






しかし、この頃の卓球って、

張本智和のようなスターや、伊藤美誠や早田ひななどの可愛らしい女の子達もこの世に存在すらしておらず、

「卓球は地味だ」とか「根暗なスポーツ」とまで言われて迫害されていたものだ。




確かに、薄暗い校舎の廊下で一心不乱に素振りを続けるワタクシの姿を目撃した女子生徒などは、

ある種の恐怖を覚えたに違いない。


ただ、当時の自分はそれがカッコイイと思い込んでいたのだから目も当てられない…。





また、練習場所も体育館を使わせてもらえず、

校舎の玄関を入った正面にある「多目的ホール」とかいう中途半端なスペースで、

通行人の奇異な視線にさらされながら練習を行わなければならなかった。




コーチ役の先生は初老の英語教師で、部員達の間では「ティー山根」と呼ばれていたが、

なぜか指導を全て英語で行うという、わけのわからないポリシーを持っており、

「ディスポインツ!オーバーヘッドアターック!」とか、

「スウィング!フォルティッシモォ!アンダースターンズ?」などと身振り手振りで感情的に言われても、理解不能な文法が多々あった。


卒業直前にタレコミがあったのだが、ティー山根は卓球の経験が全く無かったらしい。






ところで、ワタクシは部長であったが、キャプテンは別に居た。



我が部において、部長とキャプテンは、その意味合いが少々異なる。





キャプテンは卓球が一番上手いヤツが就任する。




がしかし部長は、

おのれの意とは無関係に、部員達の推薦と多数決で選出され、無理矢理就任させられるのである。



つまり、栄えある「部長」という肩書きであるにも関わらず、誰もやりたくないポストなのである。






それはなぜか?…






ごく普通の中学校には漏れなく付いてくる「不良グループ」と呼ばれる集団。



この輩が練習時間になるとどこからともなく多目的ホールに現れ、

「卓球やらせーやワリャ!」

と乱入して来ては部員からラケットを奪い取り、卓球台を占拠して遊び始めるのである。




当時我が校では、

広島不良界の神3の内の一人「S岡」がグループの頂点に君臨しており、

彼らを前にしては、我々卓球部員はただのゴキブリでしかなかった。





なすすべも無く不良達の温泉卓球を眺める部員たち…。




そこで登場するのが、部を代表するワタクシ、部長である。








「君たち、練習の邪魔をするのはやめたまえ。」






と横暴を働く彼らを草彅の剣でなぎ払うのが、卓球部部長のメインの仕事なのである。

そら誰もやりたくないわな。






しかし、グループ番頭格がにじり寄って来て「お前がここのアタマか、あん?」とすごまれたところでワタクシは…









「いえ違います、あそーだ、ワタクシ審判やります」




と、彼らのゲームの審判役を買って出たのである。




しかも「あ、ネットは2回までです」とかって、ルール指導までしながら…。







結局ワタクシは部長という立場でありながら、

接待ゴルフの営業マンのように不良達のご機嫌を徹底的に取りまくっていった。





すると、かえってそれが彼らの好評価に繋がり、

番頭格から「ちゃん」付けで呼ばれるほどの仲になっていったのである。




以後、ある程度の乱入は黙認する代わりに、大会前はそれを控えてもらう密約も交わし、

引退するまで持ちつ持たれつの関係を維持するに至った。

こういうのは闇営業ならぬ、闇取り引きとでもいうのだろうか…?







このように卒業アルバムは、

一枚の写真から、そこには写っていない数々の想い出が蘇る、ワタクシにとっては掛け替えのない宝物なのである。







今思えば、本格的に釣りにハマったのも中学時代だったなぁ。




そのころ足繁く通ったのが「草津漁港」だ。











ここで色々な釣りを覚え、仲間との友情を育んだ、我が釣りの原風景とも言える場所だ。




いつ来ても自由気まま。それがいい。






本日はここでタコを狙ってみた。







タコジグを真下に落としてチョンチョン動かし、波止を行ったり来たり。




するとハシゴが有る辺りでタコジグが何かに引っかかった。




何度かシャクって外れると、タコジグがやけに重たい。




もしかしてー?っとドキドキしながら巻き上げると…











タコ釣れたー。





タコジグにしがみついてる様が、
「これワイのやぁ〜」って感じでカワイイ…。





でも手のひらサイズでちっちゃい。

これがこの時期多い〝新子〟っていうやつなのかな…。




なんか可哀想だからリリース。





その後は場所移動して…






5本足のタコや…






そしてコレ!





片栗粉を水に溶かして固めた様なゼリー状で、

オレンジ色のブツブツがウネウネとうごめく生物が揚がった。




動画↓






何なんだこの恐ろしくファンシーな野郎は。




多分ウミウシかアメフラシの一種であろうが、名前は分からなかった。








そして最後に今日一の重量感が。

やばい、竿が折れるかもしれん!

巨大タコ現れるか…







なんと、巨大な麻袋…




海水を溜め込んでいて、引き上げるのは絶対無理。

泣く泣くタコジグも海中の藻屑に…。






結局、タコの持ち帰りは無し。






そんなに釣れる訳でもないし、海も綺麗とは言えない、

それでもなぜか足が向いてしまうホームグラウンド、〝草津漁港〟。






ジジイになっても、やっぱりここへ来るんだろうなぁ。