大抵の日本人は大東亜戦争は負けた戦争だから、いかん、戦争など絶対してはいけないというのだが、そんなことは分かり切っている。戦争は誰でも嫌だろう。
こういう論調で来る人というのは、大東亜戦争が負け戦だったから駄目だと言っているだけで、平和が大事だと言っているのは、負け戦の逃げ口上に過ぎない。
日清日露戦争をした後の日本人が、平和だ、絶対戦争などしてはいけないといけないと言ったのかと言えば、そんなことは誰も言ってはいない。
日本の平和な時代と言うのはそんなに長い間続いたのかと言えばそうでもない。そんな平和な時代が続いたのは平安時代か徳川時代だけであって、歴史的事実としては戦乱の時代は割合多いのだ。内戦でさえ勝ち負けがあり、負けた方は悲惨だ。そういう勝ち負けを経験した日本人が、前回の大戦争で一回くらい負けたくらいで、しょげているのはばかばかしい。
日本のほとんどの場合内戦なのだが、蒙古襲来などは幕末に匹敵するような、日本存亡の危機、侵略される可能性が大の時だった。
その当時でも、左翼や日教組は戦うべきうべきではないと言ったのだろうか?
大東亜戦争が本当に負け戦ならば、こんな有色人種の日本が、本土を割譲されずに残っているはずは無いのだ。自動車開発やロケット開発など許されているわけなどもない。白人より弱い民族は金輪際、白人たちに支配されるというのが大東亜戦争以前の世界の掟だったのだ。この不思議に多くの日本人は答えられないで今に至る。
還暦ミニ同窓会に出席した高校時代の国語教師の開口一番、安倍、あれはいかん!あれは危険などと言う発現には拍子抜けした。高校の国語教師の、インテリジェンスというのは、それくらいのものだったのかということが暴露された、という思いだった。大東亜戦争を何の違和感もなく、悪の戦争だったと信じ切っているのだ。結局、日本は原爆投下によってお仕置きされたというほどの認識、意識しかない人たちだ。まるっきり、この教師の脳は日教組歴史観に侵されていた。
話は変わるが、今の、台湾有事、北朝鮮の脅威はなぜ生まれたかと言えば、その全部がアメリカの責任に属する。端的に、中国共産党、北朝鮮を誕生させたのはアメリカだと言っても言い過ぎではない。
トランプが、極東有事に対し、アメリカは手を引き、日本にその責任を押し付けようとようとしているのだが、満州国が共産主義の防波堤として機能していたものを壊してアメリカが大陸に誕生させたのが、中共と北朝鮮ではないか。トランプはいまさら何を寝言を言っているのだろうか。
せめてアメリカは、アメリカ傀儡の蒋介石台湾を守るのは当たり前だろう。自分たちの蒔いた種はアメリカが刈り取るべきだ。
こういうことを主張できる政治家というのは日本には皆無で、情けないことだ。