幻のアジア解放戦争 | return-of-cd125tのブログ

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   私も今年は齢71歳。まさかこんなに長生きできるとは思ってもいなかった。子供の頃の友人はさっさと早くも旅立った。親も兄弟も今はたまに見る写真の中にいるだけだ。あるいは夢で逢う。それも面影だけでその時々で年齢もえらく若かったりもする。それでも、全く知らない人が出てくるのは稀だ。大抵は身近にいた人たち、現に今も接点のある人たちだけのようだ。

 

それはそうと、私の年齢が戦後80有余年に迫る、71歳というのは何よりの驚きだ。でも永遠にその差は縮まらない。この歳になってこそ気付くことだが、あの大東亜戦争のたった4年に満たない歳月が途方もなく長いもののように感じられ、はるかかなたの出来事のように感じられるのはなぜだろう。

 

あの時の日本と戦後の日本がこれほどくっきりとタイムマシンに乗って異次元の世界に移行したというのがこの日本人の戦後の世界観なのだろう。

 

 でも、あの大東亜戦争がそれほど大きな歴史的事実であったことを日本人は分かっているとは思えないほど日常世界に埋没出来ているのだ。まるで何事もなかったように。それは日本人にとっては忘れたい歴史だからなのかもしれない。いまだかって、日本人が経験したことのない敗北として忘れてしまいたいものなのだろう。早く忘れてしまいたいのだ。それがたとえ、アジア解放戦争だったとしても、敗戦してしまっては意味をなさないからなのだろう。三島はその深い絶望の中で、戦友となるはずであった若ものたちの後を追って自決した。

 

まだ忘れ去られてはいない古都の護国神社は健在だ アジア解放戦士の英霊に対し敬礼を捧げよう