世間一般なら、私の年齢ともなれば、孫の一人や二人いてもおかしくない。でも、物は考えようだ。私のように、現実感覚のない、実務能力に欠ける人間のクローンのようなものが生きて行けるほどこの世は甘くない。私の人生の二の舞を演じるだけだろう。
そういうものはすでに、遺伝子として組み立てられた枠内から逃げることは出来ないからだ。優秀な遺伝子を持つ者だけが生き残ればそれでいい。時代に合わせ、この世界をスイスイと泳ぎ切ることのできる者だけが生き残ればいい。
とは言え、戦後防衛問題をアメリカに丸投げしてきた付けが、今頃になって日本人を悩ませてきた今日この頃だ。憲法九条さえ守っていれば、近隣の人の好い、おだやかで信義を重んじる諸国が日本に攻撃などしかけてくるはずは無いという思い込みが、今頃になって空想だということを実感し始めた頭の良い日本人たちが大半なのだ。
これまで日本をを支えてきた優秀な人達だから、そこは何とか考え切り抜けてくれるのだろうが、仮に中国の属国になるしか選択肢がないというのだったら、お笑いだ。まあ、でも頭の良い人たちだから、率先して中国の中枢に食い込み、すでに中国になった列島を中共に任せられるのだろう。おそらく親中派の政治家、外務省などはそこまで想定しているのだろう。
そうだとしても日本の香港化は免れないだろう。今まではひ弱ながら自民党の実力者であった、安倍氏がその牙城を守ることで持ちこたえていた日本だが、彼がいない今は日本保守というのは総崩れ、親中派の天国だ。
まあ、好きにやってくれとしか言いようがない。