戦後独立したインドの首相が、日本の東南アジアへの進行はインドの独立を50年早めたと、極めて過小評価したのだが、インドのガンジーが無抵抗主義で英国に対したことが、どれほどインド人の独立につながったというのだろう。当時、東南アジアで英国の守りを固めていたのはほとんどがインド兵だった。言葉を変えれば英国人たちの植民地を守るための兵隊にされていただけで、本来自分たちの国であり、土地を守っていたわけではない。日本のシンガポール攻略に対抗したのは英国のために駆り出されたインド兵で、彼らの多くはは日本軍の捕虜になった。そして、彼らを説得し、彼ら自身の独立のために英国に対せよと諭したのは日本軍だった。この命を懸けた日本軍の行動なくしてインドの独立などはなかったのだ。50年どころか千年たってもインド人たちは英国の植民地奴隷を続けていただろう。東南アジア地域のいくつかの地域でも単発的に独立?というより抵抗運動なども頻発したが、それらのほとんどは白人によって抑えられてきた。だが、それとて、日露戦争に触発されたもので、同じ有色人種の日本に勇気つけられたものだ。それまでは白人に抵抗できるなどとは考えてもいなかったのだ。圧倒的な工業力、軍事力を持つ白人国家に対し、武力によるものなくして独立などあり得なかったのだ。唯一、タイ国だけが独立を保っていたものの、人種平等やアジア全体の独立のために戦ったのは日本だけだった。戦勝国と言われる白人国家のエリートたちは、そのことを百も承知で、自国民には悪の帝国ジャパンというプロパガンダを教え続けているのだ。この事実が世界認識にならないうちは病んだ世界に終わりはない。虚の世界が続いてゆくのだ。世界は大東亜戦争の傷口を塞げないままでいる。それほど、あの戦争は人類史上稀な出来事だった。