今頃言うのもなんなのもなんだが、2017年、トランプが大統領になった時は彼の運は最悪に近い時であった。当初は、当選は無理だろうと思っていたが、あれよあれよという間に、予想外の当選ということになってしまった。こんな、悪い星回りの時に、喜んで大統領になろうとは普通は考えないものだ。PTAの役員とか、町内会の、会長にいやいや推薦されるなどはこんな時だ。所謂、ボランティアだ。トランプ自身は金や、名誉で大統領に出馬しょうとなどという低次元な気持ちからではなかったからだろう。一生遊んで、暮らし、老後は孫に囲まれ静かな余生を送れる者が、何を好き好んで嫌われ役を買って出るだろう。それはまだ彼が、アメリカ人魂を失っていなかったからだ。
EUを中心とするグローバリズムは移民を呼び込み、安い賃金で働かせ、今まで、製造業に従事していた中流から仕事を奪い国を空洞化させてきた。また、アメリカの金持ちたちを中心とするグローバリストたちはシナ共産党員と連携しシナの安い労働者たちを奴隷的に使い、共産主義者のくせに特権的富裕人民だけが富むという典型的共産主義国家を作り上げてきた。これが、共産主義国家の歩む道なのだ。アメリカのグローバリストたちもまた、奴隷としての移民を歓迎しているのだ。アメリカンドリームという美名の下に隠された真実を暴こうとしたトランプが、圧倒的多数のグローバリストには邪魔でしかない。大手メディアのツイッターやフェイスブックはグローバリズム化の最大のツールとして、彼らにとっても国という特色のある個性的単位を取っ払い、世界の一律化が商売しやすいのだ。これは事実上、国家の消滅であり、高度な共産主義化だ。この流れは最大の共産主義国家であったソビエト連邦下では行われなかったが、今現在、シナ共産主義国の独裁国家と世界のグローバリストたちが連携して世界政府を造り上げようとしている。それは、かって白人植民地国家が行ってきた植民地支配の過酷さの上を行く悪夢なのだ。いや、現実だ。今日の世界の不幸はおそらくこの一点に起因するものだ。
さて、彼、トランプのは今後どうするかわからないが、1月20日までの任期を終えるまで、就任当時の強運と凶運は消えることはない。というのは、トランプにとって凶であっても、アメリカにとって、就任時の星は偉大で指導力のある仕事師誕生の配置であったことからすれば、彼が、もし弾劾されたとしても、その影響力は今後のアメリカ政治の上に大きく反映されるであろうし、民主党はもう好き勝手なことはできそうにはない。つまり、トランプは民主党の選挙不正や、共和党にまで及んでいたシナの賄賂での凋落ぶりをアメリカ国民の前にされけだしたからだ。正にトランプはアメリカ解体の瀬戸際まで追い込んでしまった。かって、日本の首相が自民党をぶっ壊すと大ぶろしきを広げたが、そんな生易しいものではないのだ。だが、トランプの役割はここまでだ。民主党のバイデンは名誉の大統領になるだろうが、意のままになるものではない。