吹きガラス | return-of-cd125tのブログ

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先日 吹きガラス職人でガラス作家の西川孝次君と一年半ぶりに居酒屋で軽く一杯やった。彼が奈良で展示会を開くようになって彼此25年くらいになるだろうか。クリエイティブな仕事をしている男の話は面白い。日本中をどさ回りしているので彼の話は更に面白い。故郷の狭いコミュニティでの暮らしには耐えられなかった人なのだろう。彼は田舎での閉塞感を打破すべく若いころに単身欧州各地を旅している。そして沖縄で吹きガラスとの出会いとなるわけだ。彼が生み出すガラスの実用美というものは機械生産では味わえないものだ。いま彼の作ったクリェーションはどれだけの人の愛用となっているのだろう。わたしも日々彼の作った渋味のある透明なグラスを愛用している。彼と私の話はいつも平行線で終わるのだが また語り合いたいとおもうのだ。なかなか話は尽きなかったが 次回のお楽しみということでジャズバーを後にした。なかなか 日常ではsophisticatedな会話は成り立たないのだが ばかを言いながらも胸襟を開いて話せる 数少ない友人の一人だ。自分の才能を見事に探し当て生業としているのは素晴らしくも羨ましいと思う。