ターシャ.ディユーダーの絵本 | return-of-cd125tのブログ

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先日、NHKの特番でターシャ・デューダーの生誕100年というのを観た。8年前 92歳で亡くなったのだが、生前を偲んで 子供や孫たちが 在りし日のターシャの思い出を語るというものだ。絵本作家でもある彼女であったが 50歳を過ぎて広大な土地に幼い時から抱いていた 夢のような ナチュラルガーデンを創り上げてしまうのだ。自然が好きで 草木や花のある風景を愛する人にとっては天国のような場所だ。しかし、ターシャは言う 枯れない花はない、私が死んだら 此処は自然のもとの山に返してあげなければと。 私が物心がついた頃の記憶に 表紙が分厚い一冊の英語の本があったのを思い出した、活字の並ぶ中の所々に子供が遊んでいる姿の挿絵がカラーで描かれていた。戦後 まもなくアメリカで亡くなった私の母の叔父が送ってくれたものだと今頃になって気がついた。まさか ターシャの絵本であるわけではないだろうが、もう私のぼんやりとした記憶の中にしか存在しない。そんな ターシャの庭が 私の育った大自然の輝きと父母のいる良き時代と風景を呼び起こしてくれるのだ。苦痛の時は永く 楽しい時代は あっという間に過ぎてしまう。