高野時計 宮型柱時計 森永マーク入り 昭和30年頃【W173】 | れとろくろっく 時々ぃ猫 新商品紹介ブログ

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高野時計 宮型柱時計 森永マーク入り 昭和30年頃【W173】

 

 

非常に希少な高野時計製造所の企業ロゴマーク入り柱時計、昭和30年頃に製造された物です。
高野時計製造所は1899年(明治32年)に創立され、大正時代に一時的に金属製の置時計を製作する高野金属品製作所が分離設立されるもその後合併し、戦後の昭和30年代前半まで様々なタイプの時計が製造していたメーカーです。
1959年(昭和34年)の伊勢湾台風で本社の高野精密工業が大きな被害を受け、その後復活できないまま「タカノ」の名前は消えてしまいましたが、その技術は現在のリコーへと受け継がれています。
 
こちらの柱時計は箱型の本体の上部に装飾の入った「宮型」(または「文化型」)と呼ばれるタイプの柱時計です。
本体の中央部分を杢引きと呼ばれる木目状のペイントを施した明るい茶色、その左右を濃色の2種類の素材にする事で、デザイン上のアクセントを生んでいます。
 
文字盤には森永製菓株式会社のトレードマークである『エンゼルマーク』が入っています。
これは同社の6代目のマークで、1951年(昭和26年)から1986年(昭和61年)までの間に使われていた物です。
このエンゼルマークと上記の高野時計の歴史から、こちらの柱時計は昭和26年~34年に製造された物と判ります。
また、振り子室の窓をよく見ると、中央に「滋強飲料ポップ」という文字が入っていた痕跡が読み取れますが、これは当時販売されていたドリンクの名前だと思われます。
 
以上の事から、おそらくこちらの柱時計は『当時の菓子屋等に森永製菓から何かの記念(開店や販売実績の表彰等)として贈られた物』だと推測できます。
このような『アドバタイジング(企業広告)物』の柱時計は元々の数がとても少なく、さらにその中できちんと実働状態で残っているというのは極めて希少であると思います。
 
時打は毎正時(0分)に時刻の数、やや高めの「ゴーンゴーン」というよく響く音色で鳴ります。
 
各部に経年による傷や表面のクリアの剥がれ、前面扉に木材の収縮によるひび割れを補修した跡等の痛みはありますが、目立つような大きな傷や欠け・割れ等は無く、全体の程度としては経年なりの平均的な状態だと思います。

分解整備済み、振子・巻き鍵も付属します。
精度は季節(気温)やゼンマイの巻き始めと解ける寸前でも変わりますが、きちんと調整すれば平均して±0から2-3分以内/日で稼働しますので、充分日常的に使用する事が出来ます。

サイズ/高さ:約45cm 幅:約22cm 奥行:約11.4cm
     (いずれも最大部)

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