夏の立山① | Retreat

Retreat

ほぼお出かけ記録。

雪の大谷、そして秋の室堂には行ったけれど、真夏の立山にはまだ行ってなかったなーと思い、年明けてすぐ、宿の受付開始と同時に「毎年この頃には梅雨明けてるし行けるだろ☆」と7月23.24日の1泊2日で予約。

6月頭にアルペンルート往復のチケも予約し、一週間前から天気予報とにらみ合いを続けた結果、土曜日の天気は

大雨雨

日曜日はくもりにまでは回復するみたいだけどどうだろね☆みたいな予測で、あーこりゃ宿に篭って飲んで・食って・温泉三昧するしかねぇなと諦めモード。

 

温泉

 

7月23日

始発の鈍行に乗るため4時半起きで出発。駅までよほほいと歩いて向かう、福井駅周辺は青空も見えていい感じ。同じ北陸のよしみで富山も晴れといてよーと無理なことを思いながらいざ北上。

金沢は「さっきまで降ってたけどもう止んだ」ぐらいのお天気。

 

8時前、富山着。

 

 

うん、小雨程度だけど余裕で降ってるね!地鉄で立山に近付いてる間も「山がどこにあるかすらわからない」くらいけぶってて絶望的ww

 

立山駅到着。

待合エリアに設置されたモニターでアルペンルート内のライブカメラの映像見ても、レンズに着いた雨粒が確認できるだけで景色など何も見えんww始発駅に着いたばっかなのに終わったwwwwww

 

9:40発のケーブルカーでまずは美女平へ。

ガッスガスで数十メートル先に停まってるはずのバスさえ見辛い。

 

 

高原バスに乗り換えて一気に山を駆け上っていると、桑谷の辺りで野生の猿猿に遭遇。すごいもふもふしてる!!

景色は1つも見えんがその代わりいいもん見れた。

 

30分ほどバスに揺られて着いたのは弥陀ヶ原。

湿原散策したいのもあったけど、今シーズンから弥陀ヶ原ホテルが営業再開し、ここのレストランでランチをいただくために途中下車。

 

気合い入れてバスを降りると雨降ってない。

細かい霧みたいな水滴は飛んでるけど、今この状況こそリアルガチで雲の中にいる状態なんだろうなと少しテンションが上がる。しかし下から見上げる分にはいいけど、実際雲に包まれると髪の毛湿気てうねって若干ウザさが勝つな…。

 

まずはご飯。

 

 

氷見うどんの定食に白エビのかき揚げ単品をプラス。

香川や大阪のうどんも美味しいけれど、氷見うどんもなかなか美味。

 

お腹を満たしたらLet's お散歩。

念の為レインジャケット羽織って、大作戦の万能傘持って弥陀ヶ原の木道を歩いていくと少しずつ明るくなって霧も晴れてきた。

雨用の装備全部邪魔だな

 

万能傘を日傘として使いながらのんびり散策。

 

 
 
 
 
 

たっぷり1時間半ぐらいかけて歩き回って大満足!

山歩きのアプリ見ると高低差100mぐらいあったみたいだけど、しんどさは皆無。2・3000m級の山中での100mなんて誤差みたいなもんなのかな。

 

13:30、室堂行きのバスに乗り込んで移動。

20分後降り立った室堂は予想通りの悪天候ドキドキ

 

雨は降ってるけど風は強くないし、いちおう歩道が確認できるぐらいの視界はあるし、下って登って15分ほど歩いて全身しっとり保湿完了したころみくりが池温泉到着!

 

 

こんなお天気だからか、日帰り観光の方も大勢カフェや温泉にと訪れてて入口大混雑。(写真は日帰り客が居なくなってから撮ったもの)

その混雑を横目にさくっとチェックイン。

 

部屋は女性専用の6人相部屋。

2段ベッドを3つ横に並べたような造りで、1人分のスペースは布団敷いて+幅30㎝ほど荷物を置ける空間があるくらい。各スペースを区切るカーテンがついているので着替えとか荷物の整理も楽々。

ただ物音やいびきは筒抜けなので耳栓必須(持ってて良かった)

 

室内に他の方が居ないうちにバタバタとうるさくなりがちな荷物整理を済ませて、今回の目的の1つでもあるチーズケーキを食べるため1階のカフェへ降りる。

 

相変わらず美味い笑い泣き

 

 

このブルーベリーソースの美味さは神がかり!とか呑気に食べているとなんだか窓の外が青い。これはもしかしちゃってるパティーン??と大急ぎで外に出ると

 

晴れ女、大勝利!!!!!

 

 
 

風も無いので水面に「逆さ立山」がキレイに映りこんでる。

日頃の行いの良さがここで一気にご利益として出てきてるね☆ミ

 

満足したら眠くなったので晩御飯まで昼寝。

まるで夏休みの小学生のようなスケジュールだな。

 

17:30、待望の晩ご飯

 

 

標高2400mの山小屋で出るレベルのご飯じゃないだろキラキラ

写真左端に見切れてる、白子のホワイトソースチーズ焼きが全身の疲れが吹き飛ぶ勢いで美味しすぎた。昆布〆も外せない。

 

せっかくなので富山の地酒も飲み比べ日本酒

 

 
 

全部美味しいけれど琳赤が一番好き。今回は荷物多くて持って帰るの面倒だから、次回車で来た時にでも買って帰ろう。

 

この日は時期的に全室満員御礼、晩御飯も2部制になっていて18時半には席を空けないといけない。なので延長戦は自販機で買った酒持ってお外へGO。

ちょうど日没時間、夕陽をつまみに飲む……またしてもガスに包まれて太陽行方不明。さっきまで見えてた山並みも消失。

唯一景色らしきものが見えるみくりが池横のベンチに座ってプシュ。

 

 

すると目の前に雷鳥登場。

 

 

小さい雛たちも一生懸命カーチャンの後追って歩いてる。

 

ガスのせいで一瞬で見えなくなったけどとりあえず1回は雷鳥見れたからこの旅のいくつかの目標のうちの1つ達成。

 

1缶飲み終わったら戻って風呂!

宿のすぐ横の地獄谷でぐつぐつと湧き出る温泉がそのまま湯船に流し込まれてるのか、硫黄の香りたっぷりな白濁湯。入った瞬間からお肌すべすべ、顔にもじっくりたっぷり染み込ませたら湯上がりに化粧水つけなくてもお肌もちもち。

宿のスタッフさんもみんなお肌キレイだったから温泉効果恐るべし。

 

食べて、飲んで、風呂入って。

布団に寝転んだらそりゃ寝るしかないよね。

まるで休日のオッサンのような過ごし方だな。

 

20時半ぐらいまでスマホゲームしてた記憶はある。

(宿内のフロント・カフェ近くではFree Wi-Fi使えるようになってて、今回割り当てられた部屋がフロントの真上だったので通信環境最&高)

 

気絶するように寝落ちして、23時半おとなりさんの地響きを伴うようないびきで起床。いくら耳栓してても床伝って響いてきたら意味ないよねー(苦笑)

 

しばらく静かになるの待ってたけど止む気配はなく。

こうなったらアレよね、風呂に逃げるしかないよね。

念の為に用意しておいた「夜遊びセット」を抱えて部屋を抜け出しまずは風呂。さすがにこの時間は貸切状態。

 

 

ぬるめのお湯に長めに浸かって、しっかり保温したら宿の外へ。

 

夕飯後に包まれてたガスはキレイにとれ、満天の星空というものが目の前に広がってる。すげぇ(絶句)

 

富山湾方面。

下の方、街灯りでぼんやり明るいけど星もちゃんと見える。

 

 

立山・浄土山方面。

 

山の麓の灯りは室堂山荘。

 

 

そして全天。

 

 

 

圧巻の一言。

 

そこそこの年数生きてきたけど、ここまではっきりと天の川を認識できたのは人生初。星空撮影モード付のお安めのデジカメ(本格的な2ケタ万円超カメラとか無理無理)で撮った写真だけど何となく雰囲気は伝わるかなカメラ

 

30分ほど外で遊んでたらすっかり寒くなったので風呂に逆戻り()

しっかり体の芯まで温めて部屋に戻ると、いびきが多重奏になって素敵なハーモニー奏でてるえーん

 

まぁ、さっき少しは寝れたから明日無理し過ぎない程度の散歩ならできるかーと諦め、「うとうと」と「おめざめ」を繰り返しながら朝を迎える…

 

宿自体は最高だけど、次の日ハードめの山登り計画してる時は個室でのんびりできる立山荘に泊まった方がよさげだな。