宇賀那健一監督のインディーズホラー映画
のつもりが、どうやらコメディだった模様w
2本鑑賞した内のもう1本は此方でした。
「悪魔がはらわたでいけにえで私」
2024年公開 / 61分 / 日本 +R15 (米題:visiters complete edition)
監督/脚本: 宇賀那健一
製作: 高橋淳/野村啓介/WATANABE
撮影: 小美野昌史
特殊メイク/特殊造型: 千葉美生/遠藤斗貴彦
衣装: WATANABE
編集: 小美野昌史
照明: 淡路俊之/津田道典
VFX: 若松みゆ
配給: エクストリーム
キャスト
詩歩/野村啓介/平井早紀/板橋春樹/遠藤隆太/三浦健人/ロイド・カウフマン他
「異物 -完全版-」「サラバ静寂」の宇賀那健一監督による2022年の短編ホラーコメディ「往訪」を長編化。ナナら3人が音信不通のバンドメンバー・ソウタの家を訪ねると、家もソウタも尋常でない様子。ナナは部屋に貼られた不気味なお札を外してしまい……。「往訪」に出演した詩歩、平井早紀、板橋春樹、遠藤隆太が再び集結。また、福田雄一監督が座長を務める劇団ブラボーカンパニーの野村啓介、「悪魔の毒々モンスター」などの監督ロイド・カウフマンらが出演している。(movie walkerより抜粋)
公式サイト
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さて、
この作品に行こうと思ったのには訳がある
それは約1ヶ月前、1月の30日の日、映画「唐獅子仮面」を池袋のシネマロサで観たときのこと
この日に「悪魔がはらわたでいけにえで私」の監督、宇賀那健一氏に遭遇した
彼は一人、唐獅子仮面の上映後映画館の出入り口でチラシを配っていた
チラシを取ったときにもしやと思って、お顔を合わせたときににこやかな微笑みかけてくれたw
あ、この人は監督の人だと瞬時に感じ、軽く微笑み返してw
会釈して帰った。
作品のほうは予告がその日流れていたので、これはヤバそうな作品だと認識していたのですが
まさかここでチラシを配っていたとはと感動し、公開したら観に行こうと思っていたのでした。
そうして先日鑑賞した次第ですが、
小さなホールでの公開でしたが館内はほぼ満員に近い入り
今のホラー人気は本物なんだなと実感
作品のほうはと言うと
もともとは監督の短編作「往訪」(2022)という作品があり、
それが序盤からの15分にあたる
その後の世界として3か月後の世界から撮り足し
61分の長編となっている
そういうこともあり、
最初の15分と、その後の3か月後に入るとテイストが幾分か変わる
最初の15分がすさまじいほどの爆発力を持ったテンションで撮られており、
その後の展開がシュールな方向へ行ってしまったのが違う作品になってしまったように見えてしまい
トーンダウンしたように感じてしまった
最初からシュールなコメディなんやと思って観るとまた観方も違ったかもしれないので
配信始まったらまた観返してみたいかな。
ホラーコメディとして観ると
ホラー作品愛にあふれたパロディ満載の怪作と思います(^^)
もう締めに入った文面になりましたがw
もう少し画像も貼っておきましょう
前半、いきなり友達が悪霊に憑りつかれてしまう
エクソシストの悪魔メイク
そして大筋は「悪魔のはらわた」テイスト!
血糊の量も半端ない
このままピータージャクソンの「ブレインデッド」(1992)のようになるんかと思わせといて、
3か月後にはガラリと変わる
「SAW」オマージュから
序盤の生き残りの主人公ハルカ=詩歩は
生き抜くための女戦士となっていた
トロマ創始者ロイド・カウフマンも登場
それからまた1年後、
ハルカは明るいバケモノになっていた・・!
ここからシュールなオフビートなノリに変っていく
それはそれで面白いのですが
最初の展開にまた戻るのかと思いきや
シュールのまま終わっちゃうのがちょっと惜しかったかな。
配信でもまた始まったら
また観返そうかと思っています。
それまでに宇賀那監督の作品も結構多く配信にあるようですので
観てみよかなと思います。
そんなわけでホラーは今年も元気です(^^)
また何か
いつかはっちゃけグロ系作品でもやりましょう。
では。