【映画】悪魔のシスター デジタルリマスター版(1972):デパルマ初期のオカルト風味ジャッロ映画 | Bokuと映画  Chackn'sBlog

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ブライアンデパルマ監督のルーツ的な初期作品

 

デジタルリマスター版を劇場で見てまいりました。

 

 

いやー、この70年代感、

 

たまりませんのー、、

 

 

「悪魔のシスター」

 

 

 

 

 

1974年日本公開 / 92分 / アメリカ (原題:sisters)

 

監督: ブライアン・デ・パルマ
脚本: ブライアン・デ・パルマ/ルイザ・ローズ
原案: ブライアン・デ・パルマ
製作: エドワード・R・プレスマン
音楽: バーナード・ハーマン
撮影: グレゴリー・サンダー
編集: ポール・ハーシュ
配給: アメリカン・インターナショナル・ピクチャーズ

キャスト    
マーゴット・キダー/ジェニファー・ソルト/チャールズ・ダーニング/ウィリアム・フィンレイ他

 

生まれおちたときから2つの肉体がつながっているシャム双生児姉妹をめぐって展開される怪奇映画。製作はエドワード・R・プレスマン、監督は新人のブライアン・デ・パルマ、パルマ自身の原案を本人とルイザ・ローズが脚本化、撮影はグレゴリー・サンダー、音楽はバーナード・ハーマンが各々担当。出演はマーゴット・キダー、ジェニファー・ソールト、チャールズ・ダーニング、ビル・フィンレー、ライスル・ウィルソン、バーナード・ヒューズ、メアリー・ダベンポート、ドルフ・スウィートなど。

(moviewalkerより抜粋)

 

デジタルリマスター版サイト

 

 

 

Wikipedia:悪魔のシスター

海外版Wiki:sisters(film)

 

*****

 

 

此方の作品を映画館まで足を運んだ日は

 

ちょうど東京に雪の積もった日でした

 

仕事は休みだったので

 

早朝から日比谷のゴジラを見たりいろいろ回って

 

前々から今日計画していたシネマート新宿の「悪魔のシスター デジタルリマスター版」に。

 

 

 

この作品は以前、CSかレンタルDVDでか忘れましたが観ており

 

この作品と「ファントムオブパラダイス」の2本に

 

デパルマのすべてが詰まっていると思ったほど楽しく鑑賞したのを覚えております

 

 

監督の変人が出てくる作品においても

 

強烈なキャラの2人

 

ダニエル=マーゴットキダーと

 

 

 

 

その元夫のエミール=ウィリアム・フィンレイ

 

 

 

 

マーゴットキダーはその後「スーパーマン」(1978)のヒロインとして有名になり、

 

ウィリアム・フィンレイは監督次回作の「ファントムオブパラダイス」にてファントムを怪演する

 

この2名、

 

変人と言うより

 

狂人のほうがしっくりくるほどの狂いっぷり

 

 

ヒロイン、ダニエルは二重人格者であり

 

別の人格は死んだ双子のドミニクの人格が出てくるようだ

 

 

 

 

 

もと旦那のエミールはその双子の担当医であった

 

 

薬の切れたダニエルは殺人を起こしてしまい、

 

 

 

 

エミールを呼ぶが、向かいの窓の住人グレースに見られていた

 

 

 

 

彼女は警察を呼ぶも、死体はすでに隠されており

 

探偵を頼むことにする

 

 

 

 

探偵には「ファントムオブパラダイス」でスワンの手下だったフィルビンを演じたジョージメモリ

 

すると物語は意外な展開へと進んでいく。。

 

 

 

この作品、初見の時は展開について行けず混乱するところもあったが

 

2度目は素直に物語を追うことが出来、そういうことねと腑に落ちました。

 

しかし、

 

この双子の回想シーンが

 

 

 

催眠で見たものなのか

 

実際の事なのかが解らないままで終わったほうが

 

現代風のサイコスリラーぽくも観れてよかったとも感じます。

 

 

しかし、

 

70年代のジャッロ的な

 

しっかりとオチのある作品であるのも

 

今となれば味があり良い。

 

 

監督はヒッチコックを敬愛しており

 

かなり影響を受けているのも判りますし

 

この作品もお手本にしているところもあると思いますが

 

ヨーロッパのテイスト

 

特にイタリアのジャッロ(サスペンス)作品のテイストがお強いと感じました。

 

それにオカルトのおどろおどろしい風味が味付けされています

 

 

 

今回はデジタルリマスターで観れたことで

 

オープニングの胎児のタイトルシーン

 

 

 

こちらも鮮明になっておりました

 

スクリーンで観れてよかった。

 

 

今回はざっくりとした感じにはなっちゃいましたが

 

ネタバレにならない程度で終わります

 

 

では(^^)