ニッポン無責任時代(1962) | Bokuと映画  Chackn'sBlog

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クレージーキャッツの皆さんのクレージー映画第1作目

 

久々に鑑賞しました1作目ですが、こんな面白かったっけ。

 

 

 〈 おれはこの世で一番

    無責任と言われた男♪ 〉

 

「ニッポン無責任時代」

 

 

 

 

1962年公開 / 86分 / 日本

 

 監督    古澤憲吾
脚本    田波靖男、松木ひろし
製作    安達英三朗、渡辺晋
音楽    神津善行
主題歌    『無責任一代男』/『ハイそれまでョ』 
撮影    斎藤孝雄
編集    黒岩義民
配給    東宝

キャスト
植木等/重山規子/ハナ肇/久慈あさみ/峰健二/清水元/藤山陽子/田崎潤/谷啓/安田伸/犬塚弘/石橋エータロー/櫻井千里/松村達雄/由利徹/中島そのみ/団令子/中北千枝子他

 

東宝によるクレージーキャッツ主演コメディシリーズの第一弾。通称“無責任”ものの一作目でもある。大平洋酒に入社した主人公・平均(たいらひとし)は舌先三寸で周囲の人間を味方に引き入れ、とんとん拍子の出世を果たす。主人公の軽妙なキャラクターと荒唐無稽なストーリーが受け、東宝のドル箱シリーズとなった。

(allcinemaより抜粋)

 

Wikipedia:ニッポン無責任時代

 

 

Spotify:クレージーキャッツ

 

 

 

*****

 

それではですね

 

今日はお昼にキングコング対ゴジラのソフビを購入しましたのでね

 

公開の1962年の東宝作品

 

といえばもう此方でしょう!

 

 

 

大好きなシリーズでございますが

 

これとか「日本一のホラ吹き男」や「ゴマすり男」などは20代の頃何回も観返していました。

 

その後はBSやCSで観ていなかったクレージー映画を見ていたくらいで自然と遠のいていました。

 

 

しかしゴジラもあったしせっかくなんで観返したところ

 

いやー、、

 

こんなに面白かったんだなと再確認しました。

 

 

なにしろテンポのよさとキャラクター!

 

脇役もいい役者さんがそろっています

 

 

植木等の当たり役となるこの平均(「へいきん」と書いて「たいらひとし」)

 

無責任に適当なことを言い、

 

世渡りしていく。

 

今ではコンプライアンス的に

 

こんなん出来ないであろう詐欺師のような男だが

 

そのあっけらかんとした性格が見ていて気持ち良くなってくる

 

 

こんな口から出まかせ男てのは

 

通常、自分に甘く、人には厳しかったりするが

 

彼は自分に甘く、人にも甘い。

 

このテキトー具合が憎めないのかもしれないですね。

 

 

それで会社からクビといわれりゃ、すんなりそれに従う。

 

性格上あっさりしていて、それを崩さないポリシーのまま生きているのだ

 

 

つまりこの男は

 

適当に成り行きで生きてはいるが、

 

自分のポリシーだけは持っているのだ。

 

 

だから人にとやかく言われても気にならない

 

クビと言われても、

 

憎しみという感情は持ち合わせていない

 

ヤナことをされても、

 

自分でなんとか立ち上がる

 

 

大変に特異なキャラクターであるし、

 

見ていて実に痛快である。

 

 

 

物語もちょっとご紹介しましょう

 

 

始まりは夜の社交場「バー・マドリッド」から。

 

平均=植木等は会社をクビになり、金もないのにバーで水割り10杯ほど飲んでいた

 

そこで耳を澄ませ飲みながらも情報を聞いていたようだ。

 

 

「太平」洋酒店の部長、谷田=谷敬が部下と飲んでいると

 

植木が現れ、社長の知り合いだと言う

 

谷は「怪しい奴」とは思っているものの、他のテーブルで聞いた会社の乗っ取り話をするとちょっとだけ信用する

 

 

 

 

しかしそこから席を立つと、先に帰り会計を一緒にしてしまわれていた

 

その足で、太平洋酒の社長宅へ現れる

 

 

 

息子=峰健二(峰岸徹)のギターで「ドント節」を披露する

 

社長は不在だったが奥さん=久慈あさみから明日の予定を聞き出す

 

 

次の日社長=ハナ肇に会い、まんまと会社の一員になる

 

 

 

 

 

 

谷とも会うが適当に昨日の夜のことはごまかす

 

社長秘書には適当さがばれてしまうが

 

(というか社長と部長がお人よし過ぎww)

 

彼女とも仲良くなっていく

 

 

秘書の愛子=重山規子さん

 

それから、バーのホステスの京子=中島そのみ

 

社長の愛人の芸者まん丸=団玲子

 

この三人は「お姐ちゃんトリオ」として映画シリーズもある人気の3人

 

 

会社では社員らクレージーキャッツメンバー(安田伸、犬塚弘、石橋エータロー、櫻井千里)が組合を作ろうとしていた

 

 

 

最初は嫌いだった社員らも植木を好きになっていく

 

 

 

皆で「五万節」を唄う

 

 

 

会社を乗っ取ろうとする男に名優、田崎潤

 

 

 

乗っ取りに成功し新社長になる

 

ここでも新社長のすぐ懐に入る植木

 

 

 

 

 

 

宴会では「ハイそれまでヨ」

 

 

そこから北海物産社長=由利徹の接待エピソードに

 

 

 

 

前社長の息子の駆け落ちエピなどがある

 

 

 

 

 

 

 

お相手は藤山陽子さん

 

この方もお綺麗なかたでした。

 

 

 

ほかには下宿の大家にシリーズ常連となる人見明さん

 

その奥さんに中北千枝子さん

 

この2人の芸達者ぶりも見ものである

 

 

 

 

当時も人気者のクレージーの映画1作目

 

大ヒットし続編「ニッポン無責任野郎」がすぐ作られるが

 

 

 

 

無責任シリーズはこれで終了。

 

 

理由はあまりにも不真面目だとのことみたいで

 

次のクレージー作品「クレージー作戦 先手必勝」(1963)は植木単身では主役を置かずクレージーキャッツの喜劇となり

 

植木の会社員映画は「日本一」シリーズとして同63」年に「日本一の色男」が始まり10作品を撮るヒットシリーズになる。

 

このシリーズの植木は調子のよい男ではあるが徹夜で仕事したりモーレツ社員の一面も持っている

 

私も一番好きだったのは「日本一のホラ吹き男」でしたが、

 

今回、この1作目もかなり好きになりました。

 

 

 

また機会があればこのシリーズもやっていきたいなと思いますが

 

そのうちね(^^)

 

 

今日はこれで終わりです。

 

 

では。