パーカー・フィン監督の長編デビュー作となるホラー映画
主演にケヴィンベーコンの娘、ソシー・ベーコンが出演
久々、正統ホラーの傑作に当たりました。
「SMILE スマイル」
2023年日本公開 / 115分 / アメリカ (原題:SMILE)
監督 パーカー・フィン
脚本 パーカー・フィン
原作 パーカー・フィン
(短編映画Laura Hasn't Sleptより)
製作会社 パラマウント・プレイヤーズ
配給 パラマウント映画
キャスト
ソシー・ベーコン
カイル・ガルナー
ケイトリン・ステイシー
ジェシー・T・アッシャー
ロブ・モーガン
カル・ペン
ロビン・ワイガート
ジリアン・レイサー
ジュディ・レイエス
『Smile スマイル』(原題:Smile)は、2022年制作のアメリカ合衆国のホラー映画。
パーカー・フィンが2020年に撮った短編映画Laura Hasn't Sleptを長編映画化、フィン自身も長編映画監督デビューした。ソシー・ベーコン主演。
日本では劇場未公開だったが、2023年4月7日よりItunesにて配信される。
精神科医のローズはある日、患者が笑顔のまま自殺する光景を目撃したことで、笑顔がトラウマになってしまう。それ以降、彼女の周囲では次々と人々が笑顔のまま死ぬという不可解な出来事が相次ぐようになる。(wikipediaより抜粋)
予告編
Wikipedia:SMILE スマイル
*****
どもです。
こちら配信にて鑑賞しました。
ホラーにはいろいろな定義があるかと思いますが
これは何度もお話していることですが
一つの楽しみの要素に「ビクっ」とさせる、
解りやすく言えば「わっ」と言って人を驚かせるのと同じびっくりさせる見せ方というのがあります
そのビクっとさせる作品のマスターピースはカーペンター監督の「ハロウィン」だと思っています。
これのタイミングなどうまい監督は何人かいらっしゃいますが
この作品のタイミングもなかなか心地よいビックリ度(?)を感じさせてくれます
少し強引さはありますが、
そのびっくりの演出方法がワンパターンではなく
色んな驚かせ方で見せてくれているので何度も引っかかるというね(^^;
もちろん、来るぞ来るぞっていう前振り?も必要でありますので
そこまで合わせての演出には
かなりの熟練度をもったマイスターな監督かもしれません
これが長編デビューとは恐れ入ります
大手、パラマウントがプロトタイプになる短編を観て
すぐ出資を決めただけの力量がある監督さんだなと感じます。
そしてビックリだけじゃなく、不気味な演出や表現方法も良い
画面がゆっくり回転する演出や天地がさかさまの表現など
観る者に不安感を促します。
スティーブウォンやアリアスタークラスの力量を感じさせる監督さんと感じます。
名前はパーカー・フィン。
憶えてて損はないかと思います
長くなりましたが
本題。
主人公は精神科の女医で、
あるトラウマを抱えている
ローズ=ソシーベーコン
彼女はとある患者を受け持つが
この患者の行為により悲劇が始まります
笑った顔の不気味さは
表情が固まったままであることで
ピエロの怖さを感じさせる
Jホラー「リング」や「呪怨」でよくある連鎖の恐怖で
彼女と会ってからローズに幻覚が見えるようになる
本人は幻覚じゃないというが周りは狂ったようにしか思えない
婚約者の男性も
幸せそうにしていたがいざとなると見捨てる
元カレの刑事とコンタクトを取り事件の真相へ
刑事役にはカイル・ガルナー
彼女は徐々に追い詰められていくが
彼女はこの悲運に立ち向かい一人で解決しようとする
ものストーリーもなかなか良い
この狂気の連鎖と人の持つトラウマをうまくリンクさせ
心情的に深く作品にひきこまれるが、
視覚的にも繊細な演出のみならず
ホラーならではのダイナミックな演出ももりもりで出てくる
あまりCGを多用せず、特殊メイクで見せているのも好感度高し!
途中もう怖さももりもりだが
それ以上にホラー作品として素晴らしすぎて
その異常さに笑けてくるくらいであるww
いやオモロかった。
なんと続編も決まったようで
楽しみですね。