「トップガン」のトニースコット監督の商業映画初作品。
デヴィッドボウイとカトリーヌドヌーヴ共演の異色ヴァンパイヤ映画。
映像のほうはやはり80年代の香りがプンプンする作品。
監督ならではのスタイリッシュさでございます!
そして、
甘美やねえ。。
「ハンガー」
1984年日本公開 / 96分 / イギリス (原題:The Hunger)
監督 トニー・スコット
脚本 ジェームズ・コスティガン/アイヴァン・デイヴィス/マイケル・トーマス
原作 ホイットリー・ストリーバー『The Hunger(邦題:「薔薇の渇き」)』
製作 リチャード・シェファード
音楽 デニー・ジャガー/デヴィッド・ローソン/ミシェル・ルビーニ
衣装 ミレーナ・カノネロ、イヴ・サン=ローラン(ドヌーヴのみ)
メイクアップ アントニー・クラヴェット、ディック・スミス 他
撮影 スティーヴン・ゴールドブラット
編集 パメラ・パワー
配給 CIC
製作会社 リチャード・シェファード・プロ
キャスト
カトリーヌ・ドヌーヴ/デヴィッド・ボウイ/スーザン・サランドン/クリフ・デ・ヤング/ダン・ヘダヤ/ジェームズ・オーブリー/ベッシー・ラヴ/アン・マグナソン/ソフィー・ウォード/ウィレム・デフォー他
現代のニューヨークを舞台に、何千年もの生命を保ち続けている女吸血鬼の恋を描く。製作はリチャード・A・シェファード、監督はこの作品が監督デビュー作にあたるCF畑出身のトニー・スコット(「ブレードランナー」の監督リドリーの弟)。「ウルフェン」の原作者ホイットリー・ストリーバーの原作を基にイヴァン・デイヴィスとマイケル・トーマスが脚色。撮影はスティーブン・ゴールドブラット、音楽はミシェル・ルビニとデニー・ジャガー、編集はパメラ・パワー、特殊メイク・アップはアントニー・クラヴェットと「トッツィー」のディック・スミス、美術はクリントン・カヴァースが担当。出演はカトリーヌ・ドヌーヴ、デイヴィッド・ボウイ、スーザン・サランドンなど。(moviewalkerより抜粋)
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今回はトニースコット監督のデビュー作です。
冒頭からいきなりバウハウスの音楽から始まり、
CM出身のミュージックビデオらしい演出が当時ぽい。
このオープニングが実に80年代の香りがぷんぷんしていて好きなんすよね。
音楽とともに
メインキャストのデヴィッドボウイとカトリーヌ・ドヌーヴがお互いの獲物を狙うシーン。
ファッション、髪型と演出方法も実にスタイリッシュで良い。
永遠の美がテーマとなるスタイリッシュホラー。
ディック・スミスによるデヴィッドボウイの老け顔特殊メイクも話題になりましたね
前半はデヴィッドボウイとカトリーヌドヌーヴの話となり
んん~~、ヨーロピアん~~♪
絵になりますな。
後半は
ドヌーヴさんとスーザンサランドンさんのストーリーになります。
少しポワっとしたスーザンサランドンさんと
貫禄あるドヌーヴさんの対比が実によいです。
ちょっと今回観返して思ったのが
この作品も「ラストナイトインソーホー」に少しニュアンスが観ているんだよね。
同じくイギリス映画だし
「ラストナイト~」は本当に色んなオマージュが詰めこまれている作品だなと
改めて感じましたね。
そんでラストの横顔も大好きなんだよね
今までモダンホラーというジャンルはありましたが
いわゆるスタイリッシュホラーとなると本作が走りとなったんじゃないかなと。
当時の特殊メイクバリバリの怖いホラーとは違うことで
あんま怖くないと言われていたと覚えていますが
観点が違いますのでこれはこれで好みの作品でした。
トニースコット監督の作品は
徐々に演出過多になっていった印象です。
本作はまだ控えめなほうで、観やすく印象的なシーンもあり好きな作品です。
あとワンカットだけウィレムデフォーだ映っています。
ワンカットだけで印象を残すこのお顔
いまじゃ立派なゴブリン俳優。
いや幅広いやねえ。
てなわけで
「ストリートオブファイヤー」もやりたいところですが、、
次回はトンデモ作品へと行きたいと思います(^^;
では。