吸血髑髏船は松竹映画の1968年に公開された和製モダンホラー
前回の「昆虫大戦争」との同時上映だったらしいです
監督は松野宏軌、主演は松岡きっこ
ガイコツ君たちは可愛いぞ!
「吸血髑髏船」
1968年日本公開
監督: 松野宏軌
脚本: 下飯坂菊馬/小林久三
製作総指揮: 猪股尭
配給: 松竹
キャスト
松岡きっこ/入川保則/西村晃/岡田真澄/小池朝雄/内田朝雄/山本紀彦/谷口香/柳川慶子/内田海丹他
航行中の貨物船・龍王丸で、積み荷の金塊を狙った5人が船員を皆殺しにするという凄惨な事件が起きる。3年後、船医である夫とともに殺された依子の双子の妹・冴子は、姉に引き寄せられるようにして漂流する龍王丸に遭遇、航海日記を発見する。その後、逃げおおせていた5人の犯人が次々と謎の死を遂げていく。陰惨なムードと謎をはらんだストーリーが見どころの怪奇映画で、『吸血鬼ゴケミドロ』に続く怪奇路線として制作、モノクロの画面が効果をあげていた。妖怪的な造形キャラクターは登場せず、海中に出現するドクロの群れと飛び交うコウモリが造形物として登場する。同時上映は『昆虫大戦争』。なお、テロップ上には“スチル”と“特撮”の表記は無い。
(allcinemaより抜粋)
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「吸血鬼ゴケミドロ」(1968)に続く松竹映画の特撮怪奇シリーズ第2弾
その名残で「吸血」という文字が入っている。
コウモリはでるが血を吸う訳でもない。
「宇宙大怪獣ギララ」は1967年。
この2年で特撮物を量産するも、その後は見ることはなくなった(多分・・)
こちらはだいぶ前に鑑賞済。
作品のほうは豪華な個性派俳優の競演に、
日本人離れした松岡きっこさんのお顔立ちに目が行く
双子の姉妹を演じる
そして、
西村晃
小池朝雄や内田朝雄
金子信雄
神父の岡田真澄
松岡きっこの恋人役に
入川保則
そしてかわいいガイコツ君
彼らが出てきたときはどうしたもんかと、、、(^^;
このキャストで飛んだ一杯食わせ者映画かと心配したのですが
そりゃそんなことしません
ガイコツ君たちは後々、どんな人たちかがわかります。
意外に正当なホラーで、
最期のどんでん返しの応酬など
終盤は観ていても普通に楽しいホラーであります。
「昆虫大戦争」同様、
タイトルで損している作品でもありますね。
なかなかの雰囲気のあるホラーです。
船でのシーンは
ところどころシーンがぶつ切りのように見えるのだが、
撮影後に船の持ち主から内容にクレームが入り、泣く泣くカットしたとのことらしい
それがなければもう少し終盤もじっくり見せれたのかもしれないね