ヤアヤア、
キョウハカタコトニホンゴノ
コノサクヒンデオマ!
ハラニイチモツ!
「キルビル」!
2003年公開。(原題 Kill Bill)
監督/脚本/製作 クエンティン・タランティーノ
製作 ローレンス・ベンダー
音楽 RZA/ロバートロドリゲス
武術指導 : ユエン・ウーピン
剣術指導 : 千葉真一
殺陣 : 島口哲朗
キャスト
ユマ・サーマン/デヴィッド・キャラダイン/ダリル・ハンナ/ルーシー・リュー/千葉真一/栗山千明/ヴィヴィカ・A・フォックス/ジュリー・ドレフュス/マイケル・マドセン/マイケル・パークス/ゴードン・リュウ/麿赤兒/國村隼/北村一輝/田中要次/風祭ゆき/大葉健二他
「パルプ・フィクション」の鬼才クエンティン・タランティーノ監督が6年間の沈黙を破って復活。クールなヒロインの壮絶な復讐バトルを描く、新感覚のバイオレンス・アクションだ。
(Movie Walkerより抜粋)
*****
クエンティン・タランティーノの劇場作品4作目です。
私、当時も劇場まで見に行きましたよ。
そりゃあ、観る前から、マニアの撮った日本や香港映画をオマージュしている作品ではあると思っていました。
それなりに、おかしな作風の作品だろうとは予測して見に行ったんです。
しかし、
この作品はその予測の度を越えていたんです。
鑑賞中も思ったものです。
「俺はいったい何を見せられているんだ。。。」
とても不思議な感覚でスクリーンを背に出口に向かったのを覚えています。
それはあまりにもマニアック!
いきなりのショウブラザース!
なぜここでウイークエンダーなん!???
てってれーてれってー♪
なぜタランティーノがウイークエンダーを知ってるんだ?
泉ピン子も知ってるってこと??
なんて思うと冒頭から大混乱させられ、、
それからも日本カルト作品や、香港映画のオマージュが次々に登場していきます。。
そう、
これまで、パロディでのパクリやオマージュはいくつもありました。
また、その撮影技法を取り入れることで、オマージュの映像として残す方法、(わかる人にはわかるリスペクト方法)などはいくつもの作品で体験してきました。
しかし、この作品はそのまま取り入れたり、音楽を使用したり、日本のやくざ映画、カルチャーから、サニーチバ、黄色のトラックスーツ、梶芽衣子の曲などなど、
タランティーノの好き勝手放題に取り入れてる。
あまりにも独りよがり。
「どう?これ僕の好きな作品だよ♪ 」
って言われてるような感覚
その前までのクールなタランティーノの世界観と違い、
いきなりオタク全開で出してきた日本のカルト作品のオマージュ映画。
このような技法は最近ではよくあるのですが、
このキルビルが走りだったかと思います。
かなり動揺させられましたが、
この作品、
けしてパロディではないのです。
カッコよいのです。
音楽も何もかもがカッコいい。
だからこその違和感。
日本が舞台だってこともあるでしょう。
勝手知ったる日本の作品群です。
逆に「キルビルVol.2」は
ウエスタンとクンフーがメインとなり、楽しく見れるようになります。
つまりは初めての手法の作品をば見せられた感覚。
こんなんアメリカ人喜ぶん??という不思議な作品。
あの時の初めて味あう不思議感は貴重な体験だったと今では思います。
いまではもうこのような作品も増え、
大好きな作品になっていますからね(^^;
なんつってもキャラが個性的だね!(^^)
千葉ちゃんの大場さんとのやり取りとかね(^^;
こんなん、
アメリカ人が見たって口ポカンじゃね?
それからゴーゴー夕張!
こちらは双子がいるって設定なんでね、
Vol3が楽しみですねえ。
(でもホント、撮るのかな。。)
それから今回の大ボス、オーレン石井!
ラストの討ち入りから雪の庭でのシーンもよいのですが、
私は國村隼さんの首チョンパのシーンが大好き!
ハラニイチモツオアリノヒトです(^^;
日本伝統の血の水芸!
おぉー!!
これも日本伝統のキメポーズ(^^;
それから有名なゴケミドロのオマージュの赤い空のシーン
赤い空は有名ですが、
着陸時の東京上空の夜景のミニチュアも、
特撮映画に対してのオマージュだよね。
これも日本特撮に対してのオマージュかな?って
映画館では思うだけで戸惑うしかできんよ(^^;
そういう意味ではタランティーノさんが映画ファンのレベルを上げていったのかもしれない。
映画そのものは
今からどうやって行ったって、
先人の映画人の技術、技法を使いながら撮っていってるわけで
物語も全く新しいものはなかなかお目にかかれない。
たまに新しいのもあるとうれしくもあり、この映画のように戸惑いもありますよ。
映画は何かしら、
模倣の繰り返しで作品ができていってる。
だからこそ、このタランティーノのオマージュ映画ってのは成り立ち、スタンダードになってきたわけです。
つまりは
先人の偉大な作品もリスペクトして観てくださいということだよね。
Vol2では
エルドライバーさんがお待ちになっていますよ(^^)
もう看護婦といえば
タラ公にとったら「ゾンげリア」なんだろうね(^^;
ここだけテイストちゃうんよね(^^
ダリルハンナは勿体ぶり次回作です。
というわけで、
このブログも続篇へ続く。
では!