この愛の物語! | Bokuと映画  Chackn'sBlog

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おきにいり映画、 地元鹿児島のこと、 70年代、80年代のおもしろかったこと、 
趣味の話、 最近の出来事など。。

えー、


暑い日が続いておりますが、

もうお盆もすぎましたね。



嫁と娘は


月末に北海道に行くとよ。。



いいなあ、、



私とはいうと

そんな休みが取れる訳もなく


お留守番です(>人<;)




しゃあないね。





そんなこんなで、


記事のほう進めましょう。





この作品は


当時も映画館に行って観てました。



つかこうへいと



甲斐よしひろ!



「この愛の物語」!





この



二人のクレジットタイトルにそそられ


足を運んだんだよね。



公開は


1987年。


トップガンや

スタンドバイミーが

公開された年。


トップガンのような

サントラと映像がマッチングするような

青春映画になるんかなと


そういう期待をこめ、

またそんな作品に

甲斐よしひろの「レイン」という名曲を

どんなふうに使われるのかを想像しながら

行ったわけです。


BOOWYも

サントラには参加してたりして

サントラはサントラで良いと思います。



プロデューサーは奥山和由

製作側もトップガン的な

そういう目論見で造ったと思います。

しかし、


出来た作品は

そんな目論見たはかけ離れた作品でありました。。




今は

つかこうへい特集で

BSでちょうど観ることが出来ます。

私も久しぶりに観てみたよ。



当時は

甲斐さんの曲目当てに観にいきましたので、

で、トップガンみたいな作品を期待してましたからね、

そりゃ、

違和感しかなく映画館を後にしましたよ。



あれから30年経ち、

観た感じそんな悪くはないのです。


あの頃の日本映画って感じの作品。


監督は

大御所 桝田利雄

この方は、

やはり近藤真彦に

石原裕次郎を重ねて撮ってるね。


もともと

日活の裕次郎さんの名作を多数撮っており、

「錆びたナイフ」「嵐を呼ぶ男」「赤いハンカチ」などを監督。

マッチとのコンビでは

「ハイティーンブキ」「愛・旅立ち」「この愛の物語」があります。


正直、

この作品もキャストの並びは中村雅俊や根津甚八さんのほうが格上だったりしますが、

物語上はマッチが主役だったりします。


マッチのシルエットは

若かりし裕次郎さんにダブる時が多々あります。

それは

桝田監督がそのように撮ってるのだと思われます。


で、

他のスタッフには

撮影 仙元誠三
音楽 久石譲
また助監には三池監督がクレジットされています。


結局

現場では

蒲田行進曲のような

日本映画へとしたかったのでしょうね。



つかこうへいの脚本だしね。


そのお話は

スタントマンのお話しで

バイクアクションなど

なかなかのアクションを見せてくれます。



ただ、


サントラ青春映画まで入れ込もうと

欲張りすぎたんだろうねえ。。



まー



この年の年末に


ユーミンを起用し


ずばり、そんな作品を作り上げた


「私をスキーに連れてって」が公開されましたのでね、

日本でのサントラ青春映画は

独立プロが作ったわけでした。


その後のトレンディドラマの礎ともなりましたね。




で、

甲斐さんの曲が

ドラマ中、インサートされるには

1993年の「並木家の人々」にて





「風の中の火のように」と「嵐の明日」が使われ甲斐ファンにはこのドラマが毎週の楽しみとなりましたとさ。




その後、


甲斐さん繋がりでは、


「破れたハートを売り物に」

という甲斐バンドの楽曲を使用したオムニバス映画がありますが




2015年の公開作品

これまた不評をくらっている作品であります(−_−;)

正直、甲斐バンドのイメージを

この作品からは感じることは出来ないでしょう。

5作品のオムニバス。

監督もそれぞれ違い

皆、曲のイメージというより

タイトルだけ拝借して好き勝手に撮っています。


まー


昔の歌謡映画なんて

そんなものでしたでしょうし、


甲斐さんも好き勝手に撮らせたんでしょうね。



しかし、


5作品中の最後の作品、


甲斐さんと同じ福岡出身の青山真治監督の

ヤキマ・カナットによろしく」

主演も同じく福岡の光石研!





なんと

タイトルで気づく方はかなりの映画通でしょう。


ヤキマ・カナットとは

往年の有名スタントマン

「駅馬車」や「ベンハー」などでスタントされてたかたのようです。


このエピソードで

バーで昔話をしている酔っぱげ光石研が

スタントマンなわけで、


これはこれで


やはり

「この愛の物語」を

意識してのことではないかと

偶然かもしれませんが

思っちゃうわけです。





はい。


そんなわけでして、


久しぶり観たこの作品、

その80年代の日本映画のありかたなど

いまでは考えなれないくらい

ハリウッド映画に押されまくっていた頃でした。


テレビやビデオにて

映画離れの進んでいった頃でしたね。



そんな中でも


日本映画らしい作品を

変わらず撮っていたんだなと


感慨深くなりました。


長くなっちゃいましたが、


たまにはじっくり書き込みしたいなとね、

思いまして、



少し、

前回のエイリアンから

海外ものもやんなきゃとか


思ったのですが、


も少ししたら


大量にやりたいかなと思っております^_^


あちらのヒーローものも

しばらくしてませんでしたのでね、


ま、

いつになるかわかりませんが、


やりたいと思います。


それでは。