カウチソファーの張替え&再塗装修理
こんにちは、リストリーの梅本です

今回はペンキでべったりと塗られてしまったアンティークカウチソファーの修理事例をご紹介します。

そんなべったりなペンキを剥がし、本来の姿へ復元していきます。
まずは剥離作業の前に、全てのパーツを一旦解体して全体の構成をみていきましょう。
座面生地とクッションを剥がすと、下のコイルが当時のままの状態で残っています。
当時と言っても20年程前に張り替えてあるはずですから、昔ながらの方法で保たれているだけです。
クッションコイルは今後も再利用しますので、土台ごと解体していきます。
解体し終え、骨組みだけの状態にしたら、ようやく本番です。
剥離剤で一気に表面の塗装を剥がしていきます。
分厚いペンキの層が剥離材でベロベロと剥がれていくさまはなんとも爽快で気持ちがいい
剥離作業→洗い→サンディング(紙やすり)までで結構な時間を費やしてしまいました
剥離作業が終わるとなんとも綺麗なバーチ材(白樺)が現れます。
表面のアップ写真がないですが、想像以上に綺麗なピクチャーでした。
木肌の表情を味わうにはやはりステイン塗装で
染み込ませるように塗装する方法が木にも環境にも良いのかと思います
よくもまー ペンキなんか塗ったな。すごい思い切りの良さだ。
さて、ビーダマイヤー様式と言えばこの色でしょうか・・・
ゴールデンパインカラーで下地色をつけ、本格的に塗装していきます。
特に彫装飾もないですし、ただただ無心に、フレンチポリッシュを施していきます。
2週間ほどポリッシュをかけて塗装は完成です
組み上げして、先ほどのクッションコイルを張り直し・・・
ホワイトレザーにブラックブレードで装飾し、フィニッシュです。
下のフィニッシュ後の写真をわざわざ撮って送ってくれました。

以前のペンキ塗りの姿が嘘の様な気品ある風格。
以上、ビーダーマイヤー様式の長椅子修理でした

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