アンティークペアチェアの修理事例 | リストリーアンティーク家具修復の世界|名古屋

リストリーアンティーク家具修復の世界|名古屋

アンティーク家具、ビンテージ家具の修理、椅子張替え・買い付け先海外情報・インテリア豆知識・星ヶ丘周辺のイベント情報・アウトドアレジャーなどなど。
・・・・星ヶ丘と一社駅から徒歩10分にあるショールーム&ワークショップからアンティーク修復士がご紹介・・・・

Antique Chair in Mahogany.



長い年月愛用されていた
アンティークペアチェア
修理事例をご紹介します。

ご覧のように私の工房に彼らが届いた時は、
ベニア(化粧板)の剥がれ・欠けが激しく随分と色あせておりました。


 

まずはクッション部分を剥がし、
フレーム全体を剥離剤とサンディング(紙やすり)で
本来の木材の色が出るまで削り落としていきます。

化粧板の剥がれた部分には代返用のベニアとウッドフィラで補修します。
この作業を2脚同時に丁寧に進めていきます。



今回はお客様のご要望でオリジナルのカラーを塗っていきます。
基本的にウォーターステインは自由に色の調合ができる為、
乾燥した木材をイメージしながら段階的に色を濃くしていきます。

水性ステインは木材に直接色を浸透させる為、
最低でも一日は乾燥させておきます。

その間、クッションの貼り地を調整します。
素の中材は再利用が効かない程傷んでいましたので、
ウレタンを敷いて麻の布で覆いながら手で縫っていきます。

丸一日乾燥させると色が随分と落ち着いてきたのがわかります。
軽くサンディングを施し毛羽立った箇所を削ぎ落としておきます。


 


濃い目のシェラックニスでフレンチポリッシュを施しながら、
#400でこまめにサンディング・ポリッシュを繰り返し繰り返し
何度も何度も流れるように磨き続けていきます。

アームチェアのように曲線が多く、彫刻が施された家具は塗りむらがでやすい為、
細かな部分まで慎重かつ丁寧に塗り重ねていきます。




数日間作業を繰り返し、何層にも重なったシェラック
この光沢感が何千年も続くフレンチポリッシュの真骨頂です


最後にグラスウールとワックスで仕上げれば完成!

以上、
アンティークペアチェアのご紹介でした



修理事例のページへ戻るには
コチラをクリック

---------------------------------------------------------

東京・名古屋を中心にこれまで全国のお客様にご利用頂いております。
(北は北海道,栃木,埼玉,横浜,長野,静岡,愛知,岐阜,三重,奈良,京都,大阪,神戸,和歌山,南は沖縄まで、たまに海外。)
アンティーク家具の修理・リメイクをお考えのお客様は是非リストリーへご相談ください!


 

THE RESTORY CO. リストリーアンティーク
〒465-0087 愛知県名古屋市名東区名東本通3-26
TEL : 052-734-6968 Mail : info@restoryweb.com

★ facebookから最新情報を随時お届け ★
http://www.facebook.com/restoryweb


リストリーアンティークのHPはこちら↓