5列センター
原作著者:ユン・テホ
著作権者:SUPERCOMIX STUDIO
脚本・歌詞:パク・ヘリム
音楽:チェ・ジョンユン
〈CAST〉
チャン・グレ:前田公輝
オ・サンシク課長:橋本じゅん
アン・ヨンイ:清水くるみ
ハン・ソギュル:内海啓貴
チャン・ベッキ:糸川耀士郎
パク・ジョンシク課長:中井智彦
キム・ドンシク課長代理:あべこうじ
居酒屋店長/協力会社社長:東山光明
チェ・ヨンフ専務:石川禅
ソン・ジヨン次長/チャン・グレの母:安蘭けい
ミセン(未生);囲碁用語。「死に石」に見えても、まだ完全な
「死に石」ではなく、どちらにも転ぶ石
ワンセン(完生);囲碁用語。完全に生きている強い石
〈STORY〉
主人公のチャン・グレは子供の頃から囲碁のプロ棋士になることを目指し厳しい修練を重ねてきたが、囲碁のプロ棋士になる夢を諦めざるを得なくなり、社会に放り出されてしまう。
特別な学歴やスキルがない彼は、働くことに対して強い不安を抱えながらも、知人の紹介で大手貿易会社「ワン・インターナショナル」のインターンシップに参加することとなる。
入社早々、グレは厳しい現実に直面する。熾烈な争いを勝ち抜いてきたエリートばかりの同期インターンたち。企業社会での経験が皆無のグレは、明らかに遅れを取っている。エリート街道を歩んできたアン・ヨンイや、地方出身で努力家のハン・ソギュル、学歴もありプライドも高いチャン・ベッキ、といった個性的なメンバーが揃い、それぞれが異なる課題に直面しながらも競い合っている。
グレが配属された第3課は会社では日陰の存在。この課を率いるのが、情熱と人間味あふれるオ・サンシク課長。オ課長は、表向きはぶっきらぼうで口が悪いものの、部下たちを思いやり、仕事に対する強い誇りを持つ姿は、「会社員としての生き方」をチャン・グレに教えていく。彼の指導の下、グレは自分の経験や囲碁で培った戦略的思考を仕事に応用し、少しずつ成果を上げていく。インターン生たちもそれぞれの試練を乗り越え、個々の成長だけでなく、互いに支え合いながら成長する重要性を学んでいくことになる。
「ミセン」は、企業を舞台にした物語でありながら、企業内での出来事を通じて社会全体の縮図を描き出している。働くことの意味、人間関係の複雑さや仲間との絆、個々の成長と葛藤がリアルに描かれ、登場人物たちがさまざまな社会的な課題に直面しながら人生を選択していく。企業という社会で繰り広げられる物語は、観客の共感を呼び、働き生きることについて深く考えさせられる。
オフィスモノのミュージカルって初めてかなぁ、、
皆さんスーツなので、誰がだれだか、、
舞台でも碁盤がでてくるので、そこを歩く人が碁の駒となれば白と黒なのか、、、
企業戦士っていうのかな、派閥とか裏で悪いことをやってて、
それって、何処でもあるんだろうけど、、この題材ってサラリーマン(ウーマン)からするとちょっとね。
ただ、どこかボーっとさえない感じのチャン・グレ:前田公輝が、人間や仕事を碁に置き換えて自分なりのやり方で回りを巻き込み不正を晒して、新たに不正から生まれたビジネスを成功に導いていく。同じインターンシップ仲間の3人と友情を育み、それぞれ3人も、パワハラ・セクハラ・モラハラに会い、いろいろ問題を浮き彫りにしながらも回避できない社会と折り合っていくのは、それは私も同じ。
オ・サンシク課長:橋本じゅん ほぼ主役でしょう。
じゅんさん、、レミゼじゃなくてこっちで良かったと、、思う。
歌は、まぁ、だけどね。じゅんさんが出るとやっぱり良いよね。
そうそう、観るのを決めたのもじゅんさんがご出演って大きかった。
居酒屋店長/協力会社社長:東山光明 さん、屋台の靴下売りも
してたけど、”拍手くださーい”は、この舞台を初めてみる私にはちょっとねぇ、笑えない感じ。
そう、劇場には、若めの女子が溢れてた。前田ファンなのか、、、いつもとは違う若めな、、”ワイルド・グレイ”もそうだった。舞台に新しいキャストが増えて若い方たちも来てくれる。
それは良いことだ。
靴下を売り切るシーンでは、、観た人なら解るけど、、下着が私の頭上を越え、戻ってきてひざの上に、、、良く解らん演出。
楽曲もダンスも演出もキャストの皆様もすっごく良かったけど、、
1回でOKかな。
めぐろパーシモンホール
初めて伺いましたが、駅からちょっと離れている。
そして座席は千鳥配置でなく、6列目迄はフラット。
その上、背もたれが後ろにちょっとスライドする。
座面は座面と背もたれ一体型なんだけど、背面がスライドすると
クッションから板面にお尻が当たり、座り心地は悪い。
大劇場が次々と改修に入って、、劇場不足で、このホールもまた来る機会があるかもしれないけど、、余り来たくないなぁ。