
B列センター通路席
作:ウィリアム・シェイクスピア
翻訳:松岡和子
演出:森新太郎
〈CAST〉
吉田羊
愛希れいか 中越典子 赤澤遼太郎 増子倭文江 浅野雅博 星智也 清田智彦
篠井英介 渡辺いっけい

ハムレットの次に大好物な”リチャード三世”観てきました。
リチャード三世は何といっても
2003年の市村正親さんが主演、蜷川幸雄さん演出の「リチャード三世」が秀逸。映像で見れると思うのでおススメします。
何といっても、スタイリッシュな舞台とバタバタと落ちて来る馬。
次に良いのが、野村萬斎さん主演・演出の「国盗人」これもリチャード三世です。
ハムレットも膨大な台詞量だけと、リチャード三世自体の台詞量はそれ以上、なんといっても醜い容姿と奇形に生まれたコンプレックスの塊のリチャード三世はその話術と頭の回転の良さで昇りつめていくのだから、、言葉で人を操る姿と自白は観ていてる方も、聞き逃したくない気持ちで一杯。
で、その役を見事に演じた吉田羊さん。滑舌も良くて台詞を自分のモノにした上に、中腰で足を引き摺り、片方の肩を下げ、片手は胸元から動かず、すごい体勢で演じてました。ホント、凄い身体能力です。
脇を固める面々も素晴らしい。
愛希れいかさん 中越典子さん 篠井英介さん 渡辺いっけいさん
数役を演じ分けられてました。
そして、森新太郎さんのシンプル(過ぎる)舞台演出。
オープニングの、、リチャード三世の背丈に合わせて幕を上げる所、幕自体は上迄上げ切らずに舞台暗転を文字で映す。
そして、、あの紙吹雪(笑) ミュージカル”パレード”思い出した。
ライティングの使い方も秀逸です。
この作品の有名な言葉たち
「人生は歩く影法師」
「絶望して死ね」
「馬だ!馬をよこせ!代わりに俺の王国をくれてやる、馬!」
これほど、己の欲望の為だけに生き抜くリチャード三世。
己しか信じず、不安材料は抹殺していく潔さも、演者の力の魅せ処です。1幕・2幕共に80分だったけど、、あっという間でした。
前作「ハムレットQ1」はWOWOW放送でしか見れなかったけど、これは生で観て欲しいな。
本当に素晴らしかった。