”天日坊”  シアターコクーン | 私と日記。観劇とかワインとか。。

私と日記。観劇とかワインとか。。

ご訪問頂きありがとうございます。
"♪ ReStart ♪"というタイトルを変えました。
大好きなワンちゃん達が虹の橋に旅立ってしまいました。
これからは、趣味の観劇、お花とか、徒然日記。

天日坊

 

XC列センター

 

脚本:宮藤官九郎
演出・美術:串田和美

 

<CAST>

法策 後に天日坊=中村勘九郎
人丸お六=中村七之助 
猫間光義=市村萬次郎
お三婆/赤星大八=片岡亀蔵
北條時貞=坂東巳之助
傾城高窓太夫=坂東新悟
越前の平蔵=近藤公園
観音院/鳴澤隼人=真那胡敬二
久助=白井晃
地雷太郎=中村獅童

 

<STORY>

”俺は誰だぁ”

鎌倉時代。木曽義仲が将軍・源頼朝の命令によって討たれた後、都で化け猫騒動が起こる。義仲に娘を嫁がせていた猫間中納言が謀反の疑いを掛けられ自害、その怨霊が帝の愛猫に乗り移っていたのだ。北条時貞と修験者・観音院の力で化け猫は退治された。観音院の弟子、法策は「生き延びよ」という化け猫の不思議な一言を聞く。法策はふとしたことから、飯炊きのお三婆さんの死んだ孫が将軍・頼朝のご落胤であることを知った。証拠の品は頼朝自筆の御書と三条小鍛冶の短刀。拾われた子であり、身元も知れず、親族もいない法策は、ご落胤になりすますことを決意し、お三を殺して証拠の品を奪う。悪事を重ねながら鎌倉へ向かう途中、盗賊・地雷太郎やその女房で女盗賊のお六たち一味と出会い、殺されそうになるが、開き直って、自分の素性と企みを明かし、加担しないかと持ちかける。その時、お六が法策の本当の素性を見抜いた。驚く法策だが、その素性ゆえに盗賊たちも結束し、法策は天日坊と名を変えて、一同は、鎌倉へ乗り込むのだった――

 

初演は2012年6月。再演です。

コクーン歌舞伎は、亡き勘三郎様が始められました。

歌舞伎を判りやすく、現代調の台詞回しで、そして歌舞伎座よりもお買い求め易い価格設定で、、みたいな。

勘三郎様の公演も殆ど観てきました。

初演の時より時事ネタも取り込み、観客を惹き込みながらの展開はお見事です。飽きる事もなく、物語の世界にどっぷりと浸かり、、ラストにホロリと。

 

そして、、、

天日坊の勘九郎さんは、、、ホントに勘三郎様に良く似てらして、、

所作や表情やら、、、。

 

 

歌舞伎という、観る方が有る程度決まっている世界を広げる為の努力を中村屋さん、成田屋さん、澤瀉屋さん、成駒屋さん、音羽屋さん、播磨屋さん、澤瀉屋さん他。

努力されてます。

従来の古典の作品を大切に守る為に、新しい風も取り入れる。

とても素晴らしいと思います。