鍼灸治療と認知行動療法で

  ストレスによる自律神経のバランスの乱れの解消

 

 

 

トレスによる疲労や自律神経のバランスの乱れの元になっているのは、ほぼ仕事や生活の中でのストレスが原因です。

(「ほぼ」と書いたのは気圧の変化などもあるからです)
 

ストレスによって自律神経やホルモンのバランスが崩れ、免疫機能が落ちそれが脳や身体に影響を及ぼして、自律神経関連の問題やうつ病などのストレス疾患を生んでいます。
 

ストレスによる疲労は、通常は睡眠中に副交感神経が強く働くことで疲労やストレス解消できるようになっています。
しかし、眠っても回復しないほど強い(継続している
)ストレスが状態が続くと、次第に睡眠自体がうまく取れずに睡眠障害が起きてしまいます。
その睡眠障害は、慢性的な疲労や自律神経失調症、うつ病、パニック障害などストレス疾患の原因になってしまうこともございます。

 

なので、自律神経のバランスが崩れ始めた段階で、鍼灸治療や積極的リラクゼーションなどで対応しなかった場合、自律神経失調症やうつ病、パニック障害、心身症などストレス疾患や自律神経関連疾患になってしまうことが多々あります。
(下の図が流れを表しています)

 

 

 

 

ちょっと難しい話

これらのストレスは、脳の視床下部というところをはじめ中枢神経で統合処理されて、高次神経機能に変化をもたらすとともに自律神経系』『内分泌系』『免疫系運動系を介して全身に様々な反応や問題・症状として表れます。

 




ストレスに対しての反応
中枢神経系にストレスがかかり、

自律神経の交感神経が反応した場合には、闘争(闘う)か逃避(逃げる)反応が起こります。
また、
副交感神経が反応した場合には、諦め(対象がいなくなるのを待つ)という反応が起こります。



これが一時的であれば、
生理的な疲れとして、一晩ぐっすり眠ったり、数日間ゆっくりと過ごせば元気が戻ります。このように、睡眠や休息で回復するのは普通の疲れと考えます。
自律神経がバランスがとれいてる段階です。



回復しないままでいると、

自律神経がうまくバランスが取れなくなり、自律神経失調症など身体に様々な症状があらわれます。また、睡眠をとっても休息しても回復しなくなってきて、そもそもうまく眠れなくなってきて心身に問題が生じてきます。
この状態を我慢してそのままにしておくと、うつ病、パニック障害、心身症、脳血管系の疾患や心疾患など精神障害や身体疾患の重症化する場合がございます。

 

自律神経の症状の出方

自律神経の問題に関係する症状は、人によって症状の出るところは様々です。また、症状は一か所だけとは限らず、3か所とか5か所とか身体の複数の箇所に症状が出る場合もあります。
ただ、それは自律神経のバランスが崩れている結果であることは一致しています。

頭・目・耳・口・喉:頭痛、頭重感、耳鳴り、口の渇き、味覚の異常、疲れ目、なみだ目、喉の異物感、喉が詰まる

循環器系:動悸、胸部圧迫感、めまい、立ちくらみ、のぼせ、血圧異常

呼吸器系:息苦しい、息が詰まる感じ、息切れ、酸欠感

消化器系:食道のつかえ、吐き気、腹部膨満感、下腹部の張り、胃の不快感

泌尿器・生殖器系:頻尿、残尿感、勃起不全、早漏、射精障害、生理不順、外陰部のかゆみ

筋・骨格系:肩こり、筋肉・関節の痛み、手・足:手足のしびれ、手足の痛み、手足の冷え、ふらつき

精神:不安、恐怖、イライラ、落ち込み、怒りっぽい、集中できない、やる気が出ない、些細なことが気になる、悲しくなる、眠れない、倦怠感、食欲がない

 

慢性疲労状態

・寝ても疲れが取れない
・眠れない、眠りが浅い
・意欲の低下 ・体がだるい
・頭が重い ・動悸や息切れ

・耳鳴りやめまいが起こる
 

 

 

          

 

 

鍼灸治療と認知行動療法のアプローチの違い

自律神経の問題やストレスの問題などストレスが関係している疾患では、下記の認知モデルで状態を判断してまいります。

認知モデルとは、認知-行動-身体化-気分は身体の中でネットワークとしてつながっている。
 

鍼灸治療が治療のターゲットにしているのは、『身体化(自律神経、免疫、内分泌、脳の血流、その他)』です。
認知行動療法がターゲットとしているのは『認知』と『行動』と『スキーマ』です。

 

例えば、自律神経失調症やうつ病や産後うつ病、パニック障害、心身症などで困っている人が、鍼灸治療だけで治らない場合は、特に脳内で『認知』と『スキーマ』が強く影響をしているので『認知』と『スキーマ』の修正をするための認知行動療法が必須となります。

『スキーマ』とは、人が蓄積してきた知識の集合体のことをいいます。
もう少し簡単に言うと、固定化した考え【思い込み】や【先入観】【ルール(こうしないといけない等)】【パターン化】などのことをいいます。

 

 

 

鍼灸治療と認知行動療法で行っていること。


身体と心の疲労のケアと治療

・慢性的な疲労  ・心身症  ・産後うつ病  ・抑うつ状態やうつ病  ・胃腸障害(胃炎、消化不良、便秘、下痢)

 

自律神経系の症状のケアと治療
・自律神経失調症  ・不眠症  ・不妊症  ・生理痛  ・冷え  ・めまい  ・便秘  ・下痢  ・その他

 

 

脳の疲労解消
・倦怠感  ・気力と集中力の低下  ・仕事効率の低下  ・ため息がよく出る

・寝ても疲れが取れない  ・何となく憂鬱  ・その他


身体の症状のケアと治療
・頭痛や肩、腰の痛みやしびれ  ・眼精疲労  ・その他の身体症状
 

 

 

お申込み等は以下のサイトでご確認ください。

なお、スマホ対応サイトに移行中のため、現在のサイトはスマホ対応になっていませんのでご了承ください。

 

 

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