
2015年 秋号 (vol.22)
【記者】七井・安東・久保寺 【編集】鈴木
「オリジナル? アレンジ?」
どこかで聴いたことのあるメロディ、どこかで見たようなシーンやデザイン・・このところ『模倣(マネ)』の指摘が話題になっています。
曲であれデザインであれ、全くマネされていないオリジナル作品というのは、果たしてありうるのでしょうか?
人は物心ついた頃から、気に入ったモノをついマネてみたくなるものです。
初めて見た人にとっては、それがオリジナルだと感じますが、知っている人が見たら「あっ!これは○○に似ている!」と途端に疑いの目で見られてしまいます。
さて、世界的なヒット曲にはそれ以前にあったマイナーな曲をアレンジして、大ヒットした例も少なくありません。(「ボラーレ」や「サウンドオブサイレンス」など)
先日の新聞には、『 デザインとはオリジナリティーを追求する「表現や作品」であるよりもアレンジである 』とする評論家の意見が載っていました。
「オリジナル」に手を加えて「アレンジ」されたものでも、新しく息を吹き込まれ斬新な印象があれば、「新しい作品」として認めても良いのでは・・と思います。【安東】