
2014年春号(vol.16) 記者・・七井、安東、辻本
編集・・鈴木
私・・ 韓国ドラマ「馬医」を見ています。
これは韓国史に実在した「白光炫(ペク クァンヒョン)」という鍼灸師の話です。
独学で学んだ鍼術で馬医から御医にまで上りつめた天才的な腕の持ち主だったようです。
ドラマのシーンで度々見られる「鍼」ですが、現在日本で使われている一般的な鍼の特徴についてご存じでしょうか?
ドラマとは違い管に入った細い鍼を使う日本鍼は、「管鍼法(かんしんほう)」という名称があり、無痛で刺入できる特徴があります。
(鍼は現在の技術で、1番細いものはわずか0.1mmです)
その管鍼法を発案したのは江戸時代の鍼灸師「杉山和一(すぎやま わいち)」という人物です。
幼いころに失明するなど苦労しましたが、最後は徳川綱吉から褒美をもらう程の地位を築きました。
神奈川県の江の島で修業を行った際に管鍼法を発案したので、今でもその江の島に祀られています。
・杉山和一 1610年生れ ・白光炫 1625年生れ
なんと2人は、同時代を生きた人物のようです。 【辻本】