穴水町のまちおこし団体「新崎・志ケ浦地区里海里山推進協議会」は31日、同町志ケ 浦の七尾湾北湾で、かつて町内で盛んだったボラ網漁に使われた「ボラ待ち櫓(やぐら) 」を組み立てた。今後、櫓を新たな観光資源として活用するとともに、漁の復活も検討している。
会員15人が作業に当たり、櫓を組んだ経験のある2人が昔ながらの工法を指導した。 木材には、地元の里山整備で生じたアテの間伐材を使用。根元に土のうを巻き付けた1本 14メートル前後の柱4本を、実際に漁が行われていた地域「カマヤ鼻」の水深2メート ルの沖合まで船で運び、ロープで櫓に組んで足場を設けた。
櫓の復元は、県の補助を受け、七尾海上保安部に設置を届け出て実施された。同協議会 は近く、櫓に屋根を設置して完成させる。将来的にはボラ網漁用の網を購入し、漁を復活 させて観光資源としたい考え。
岩田正樹会長は「作業の合間もボラが水面から飛び跳ねていた。網を入れれば豊漁は間 違いない」と、漁復活に意欲を語った。
出典:富山新聞