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2023年夏のバリ島旅行について書いています。


  ガルンガン・クニンガン

私たちの滞在中、バリ島の祭日クニンガンに当たる日がありました。

クニンガンはガルンガンと呼ばれるバリ・ヒンドゥーの祭日の一部です。


ガルンガンは、日本でいうお盆や西洋のハロウィンに似た祭日で、ガルンガンの日に神々や先祖の霊が地上に降りてきて、クニンガンの日に帰るそうです。

ガルンガンの前にも神々や先祖をお迎えするための様々な儀式があるようです。


2023年は8月2日がガルンガンで、12日がクニンガンでした。

到着した当日は、ガルンガンとクニンガンの間、ちょうど神々が地上に降り立つ頃。

バリ島はお祭りムード一色でしたよキラキラ


  ペンジョールとチャナン

どこへ行っても、民家の入口や店頭にペンジョールが飾られています。



ペンジョールはバリ島の聖なる山・アグン山やアナンタボガと呼ばれる龍を表すそうです。

龍は終わりのない物を象徴しており、とても縁起の良いもの。

ペンジョールはガルンガンの前後1ヵ月は飾られるそうです。


バリの人々は日頃からお寺のみならず、家の入口やバイクの前など、あちらこちらにお供えをします。

チャナンと呼ばれるこのお供えも、ガルンガン仕様でちょっぴり豪華になっていました。


普段はこんな感じです。


  正装の人たち

ちょうどヴィレッジ・ウォークの日がクニンガンでした。


とにかく行き交うバイクがたくさん。

田んぼの脇の舗装されていない道で、普段は全然人が通らないんだけどね、とガイドさんが言っていました。


そして、すれ違う人全てが、老若男女、バリの伝統衣装を着ています。


女性はクバヤ、男性はサファリと呼ばれる衣装。

男性は頭にウダンと呼ばれる布を巻くのですが、そうすると何割増しかでイケメンに見えるから不思議です。ガムラン楽団の人たちは特に!

小さい子もウダンを巻いてるのがかわいい飛び出すハート


とにかく、右も左も正装の人たち。

バリがとても華やいでいましたキラキラ


ちなみにヒンドゥー寺院を参詣する際は、外国人でも肩の出ている服や短パン・ミニスカートはNG。

サロンと呼ばれる腰布を巻くよう言われます。

持ってなければレンタルがありますが、有料のこともあるので要注意です。


どことなくノスタルジックな、お祭りの風景。


同じバリ島でも地域により、お祭りの形は異なるそうです。

この写真はサムサラ・ウブドのあるケルサ村の様子ですが、私の村ではこんな感じではありませんと、カユマニスのドライバーさんが言っていました。

やはり田舎の方が宗教行事も熱心なようです。


  子どもバロン

クニンガンの日、サムサラ・ウブドでは、子どもたちによるバロンダンスが披露されました。


ただこの「子どもバロン」、サムサラだけではなく、街中にもたくさんいたんです。

どうやら子どもたちはバロンで練り歩き、訪問したお家からお布施をもらうようです。

!!

日本の「子ども神輿」も同じですよね。

今、お神輿を担ぐ地域は減っていますが、昔は同じような習慣が日本にもありました。


  こんなものも

バリの宗教儀式といえばこれも有名です。


闘鶏です。

中にいるのは闘鶏用の雄鶏たち。

かなり立派で、大事に育てられています。


闘鶏は神事だそうです。

私も見た事はありませんが、それを語る時のバリニーズはとても楽しそうなので、儀式的な意味だけでなく、娯楽的な意味もあるようです(実際、賭けもするそうです)。


ただそのせいか、バリの雄鶏って朝から晩まで鬨の声をあげるんですよねネガティブ

真夜中にコケコッコーと聞こえるのは日本人には違和感ありまくりです。


  ニュピにも行ってみたい

バリ・ヒンドゥーの祭日でもう一つ重要なのが、ニュピです。

私はまだニュピのバリ島を体験していませんが、想像するだけでワクワクする祭日です。


まず、ニュピの前には、それぞれの村のご神体を清めに行きます。

清める場所は海、湖、川だそうです。


そのあと、オゴオゴという悪霊を象ったハリボテが村を練り歩きます。

各家にいる悪霊がそのハリボテに乗り移り、立ち去ると言われており、村人は一年、腕によりをかけてオゴオゴを作るそうです。

ハリボテの練り歩きって、どことなくねぶたに似てますね。

どこかでルーツが繋がってるのかもしれません。


以前、打ち捨てられたオゴオゴを空き地で見かけましたが、トラウマレベルの形相でした真顔

バリニーズは器用な人も多いし、芸術的なセンスもありますよね。色使いは独特。

写真がなくてすみませんが、興味ある方は「オゴオゴ」で検索してみてください。


さて、肝心のニュピと呼ばれる静謐の日は、その後に始まります。

ニュピには外出、労働、電気、火を使う料理もNG。

車やバイクはおろか、航空機の離着陸もトランジット以外はNGだそうです。

ホテルからはもちろん出られませんが、ホテル内のスタッフはお仕事しているようです。

ただホテルのレストランでは料理を作り置きしてあり、当日は火を使わない料理が提供されると聞きました。


とても窮屈な気もしますが、バリ島でなければ味わえない不思議な1日です。

できれば狙って行ってみたい!


  まとめ

バリ島には独特の祭日があり、お祭り好きな方にはとても興味深いと思います。

どの祭日もとても手間がかかる儀式があり、一見窮屈ですが、バリの人たちは息をするようにそれらの行事をこなし、むしろ楽しんでいるようにも見えます。

その証拠に、今回の記事の内容のほとんどはガイドさんや運転手さんが、自慢気に語ってくれたものです。(もちろんネットで裏取りをしています)


今回ガルンガン・クニンガンのバリ島に滞在することで、バリの人たちが自分たちの文化に誇りを持っていることがよくわかり、とても気持ちの良い旅になりましたニコニコ


ちなみに次の祭日は

ガルンガン 2024年2月28日

クニンガン 2024年3月9日

ニュピ 2024年3月11日

だそうです。

来年3月に旅すると、ちょっと面白いことになりそうですね


次回、カユマニス・ジンバランへ右矢印


 

 

 

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