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前の記事では、女満別空港に行ったら外せない観光スポットとして、濤沸湖・水鳥湿地センターをご紹介しました。
もう1つ、小さいけど意外と充実している観光スポット、それが
「オホーツク流氷館」
です。
どんなところ?
オホーツク流氷館は、流氷がなぜ発生するのかがよくわかる展示施設です。
流氷がなぜできるのかを、ごく簡単に説明してみると。
通常、川から海に流れ込む淡水は、海水と混じり合ったり、分散してしまいます。
そして海水は塩分濃度が高いため、凍ることは稀です。
ところがオホーツク海は、千島列島で囲まれており、よく見ると大きな湖のようになっています。
そのため、アムール川から流れ込む淡水はあまり海水に混じらず、上層部にとどまります。
それが冬になるとアムール川河口付近から凍っていき、オホーツク海全域に広がります。
これが流氷です。
ちょっと分かりにくいかな
詳しくはオホーツク流氷館で模型などをご覧ください
そしてその流氷がどのような恵みをもたらすのか、どんな動物がやってくるの館がわかる流氷幻想シアターや、小さな水族館もあり、クリオネが展示されています。
ご存知の方も多いかもしれませんが、実はクリオネを育てるのはとても大変らしいです。
というのも、クリオネのエサになるのはミジンウキマイマイという小さな貝なのですが、これを捕獲するのは難しいそう。
つまり、クリオネのエサが入手できないので、長生きさせるのはとっても難しいのです。
ですが、ここの水族館では1年以上長生きしてきる個体もいるそうです
ナメダンゴやオオカミウオ探しも楽しいです。
その他、こんなお楽しみ施設も。
流氷体感テラスと呼ばれるこの場所、常時本物の流氷が展示されており、真夏でもマイナス15度の世界が体感できます。
入口で濡れタオルを取って、しばらくぐるぐる回すと、こんな感じでタオルがカチンコチンに
ちなみに上着の貸し出しもありました。
半袖だと厳しいですよね
屋上に出てみました
オホーツク流氷館は天都山展望台を兼ねており、エレベーターで上るとなかなかの景色です。
360度のナイスビュー。
こちらは網走湖。
反対側はオホーツク海。
流氷の季節には、ここからも流氷が見られそうです。天気が良ければ、知床連山もくっきり見えますね。
ちなみにこちらの展望台のみでしたら、入場料はかかりません。
1階には
1階には、お土産さんがあります。
とっても明るい。
ここは王子垂涎のグッズが山盛りでした。
結局、この子たちを連れて帰ることになりました。
とてもクリオネには見えませんが、めっちゃかわいい
あと、クリオネグミも買いました。
青いクリオネの形のグミで、味はリンゴ。
食感がちょっと硬めでした。
売店の横では流氷ソフトクリームやコーヒーなどが販売されています。
流氷ソフトは塩キャラメル味。藻塩由来の青く着色された岩塩が散りばめられており、濃厚で美味しかったです。
窓側にベンチがありました。
もう少し座って食べられる場所があるといいのに
なお、コロナ禍で2階のレストランは休業中でした。
まとめ
流氷館の入場料は大人770円、小学生550円と決して安くはありませんが、一度は訪れる価値あり!
スタッフの方々も親切で説明も詳しく、小さいながらも充実した施設でした。
2023年1月にリニューアルオープンしており、プロジェクションマッピンで流氷の海中を体感できるエリアもできたそうです。
正直、網走といえばみなさん思い浮かべる「網走監獄」より楽しいです。
1時間程度で充分回れるので、時間潰しにもいいです。
場所は北緯44度にありますよ!
・・・というのはさておき、女満別空港から車で20分、あばしり湖鶴雅リゾートから車で10分です。
駐車場は無料です。