しばらくモルディブ気分に浸っていましたが、最後にもう少し、モルディブのリゾート選びについてお話します。
過去の記事はこちら。
バロス・モルディブ
こんなリゾート
ソネバフシからの帰り、空から見たリゾート。
「バロス・モルディブ」です。
実はこちらの島、ダンナと初めて訪れたモルディブのリゾートです。
水上飛行機で飛んでいる時は、どこがどの島なのかはなかなか特定できず、バロスだと気づいたのは帰宅してからでした。
もちろん全部のリゾートを撮影した訳ではなかったので、写真を見つけた時は嬉しかったです。
バロスの所在地
バロスは北マーレ環礁にあり、マーレからスピードボートで25分です。
水上飛行機を利用しないため、夜マーレに着いても、その日のうちにリゾートにアクセスできます。
マーレからボートで50分かかるリゾートもあるため、25分はとても近いです。
また、地図を見るとわかりますが、バロスは環礁の内側にあるリゾートです。
モルディブには環礁の縁に並ぶ島と、環礁の内側にある島があります。
調べてみると、環礁の内側にある島の方がハウスリーフが充実しているリゾートが多いです。
バンドスやエンブドゥ、フルムーン、ビヤドゥなど、古いリゾートが内側に多いのもそのせいかもしれません。
外洋に接していないため、流れが少なく、シュノーケリングをしても比較的安心というのもあります。
島の形
そして、環礁の内側にある島は、円に近い形の丸くてコンパクトな島が多いです。
丸い島は、見た目もかわいいですし、写真を撮ったときに絵になります。
ビーチが弧を描いているため、海のグラデーションと白い砂、ヤシの木などの緑がすべて画角に入りやすいんですよね。
また、そのおかげでビーチのプライベート感も増します。
それから、コンパクトな島は一周歩いて10〜20分程度。
島の中全部を歩いて回れると、まるで自分たちだけの島のような気分になり、なんとなくうれしいんですよね。
今回紹介しているバロスのほかにも、私が過去訪れたことのある「ビヤドゥ」と「アンサナ・イフル」は、島の形で選んだリゾートです。
一方、細長い島ですと、真っ白なビーチが長く伸びる姿が素晴らしいですし、広い分、いろいろな施設があるのも魅力です。
ソネバフシはこちらのタイプでした。
こちらの島もどちらかというと環礁の端にある、細長い島です。
こちら、調べたところ「ココ・ボドゥヒティ」でした。
宿泊料金
それからモルディブの場合、最も気になるのは宿泊料金ではないでしょうか。
ダンナと初めて訪れたのは2007年のお盆の頃、スリランカ航空往復4泊6日朝食付き、1人25万円程度だったと思います。
マーレからの往復スピードボートも込みです。
8月のど真ん中なので、雨季でも若干お高め。
それが今では3泊5日で1人50万円からのようです
small and luxury
SLHは、独立系の小規模なラグジュアリーホテルの会員組織です。日本では12のホテルが加盟しており、モルディブでは5つのホテルが加盟しています。
我が家はSLHのホテルに宿泊する機会がなかったため会員ではありませんが、メンバー(INVITED)になると他のホテルグループのように特典があるようです。
・アーリーチェックイン・レイトチェックアウト
・無料アップグレード
・10パーセント割引
など。詳細は公式ホームページをご覧ください。
small is luxury
SLHのリゾートに泊まる機会はありませんが、個人的に小規模リゾートが好きです
小規模リゾートには以下のようなメリット・デメリットがあります。
〈メリット〉
・パブリックエリアが混み合わない
・スタッフの目が行き届きやすい
・敷地がコンパクトなので移動が楽
・比較的静か
〈デメリット〉
・レストランの選択肢が少ない
・プールなど遊べる場所が少ない
・賑やかにしていると目立つ
小規模リゾートは遊べる場所も少なく、おこもりに向いているため、どちらかというと大人向きかなと思います。
我が家は当初、小規模リゾート中心に泊まっていましたが、子どもが遊び盛りになってからは、大規模リゾートを選ぶことが多くなっています。
バロスはまさに正真正銘、大人の小規模リゾート。18歳未満は宿泊不可です。
オールインクルーシブ
ともあれ、モルディブ全体の価格帯が上がっているのは事実です。
ラグジュアリーリゾートが増えたこと、ホテルの買収・新築が増えたこと、それからオールインクルーシブのリゾートが増えたことなどが理由だと思います。
モルディブでは、朝食は宿泊料金に含まれるのが基本です。
それを場合によって夕食付き(ハーフボード)や3食付き(フルボード)にアップグレードします。
昼食や夕食は別料金が基本です。
ところが2010年頃から、3食付きでアルコールも含めた飲み物、さらに場合によってはアクティビティすべてが無料になる、オール・インクルーシブのリゾートが増えてきました。
メキシコやカリブなど中米のリゾートは、以前からオール・インクルーシブのリゾートが多かったのですが、その波がモルディブにも押し寄せた感じですね。
こうしたリゾートでは、宿泊料金がすなわち「オール・インクルーシブ=全部含まれる」料金です。
つまり、あまり食べない人や飲まない人でも、同じ料金を払う必要があります。
そしてその分、宿泊料金が大幅にアップします。
以前訪れた「アンサナ・イフル」も、1泊4万円程度の比較的リーズナブルなリゾートでしたが、現在はオールインクルーシブで1泊15万円程度になっています。
バロスは現在でもオールインクルーシブではなく、基本は朝食のみです。
予約方法
余談ですが、我が家は15年前から個人手配で海外旅行に行っていました。というのも、その方が明らかに安くなるからです。
ところが、モルディブだけは別。
航空券とセットにすると、どう考えてもツアーの方が安くなるという、少し不思議な現象が起きていました(今はどうかわかりませんが)。
個人手配では付かない特典が付いてくることもありますし、モルディブだけはツアーを検討していました。
その際、チェックすべきなのはモルディブ専門店、もしくはモルディブに強い旅行会社です。
一例がこちら。
グルービーツアーさん。こちらは老舗かつ専門店。
また、STWさんも、かなり前からモルディブに強い旅行会社です。
モルディブへの送客数ナンバー1だそうです。
ヴィラについて
バロスではデラックスヴィラと水上ヴィラ、2つのアコモデーションに宿泊しましたが、どちらも甲乙付け難い素晴らしさでした。
〈ビーチヴィラの良さ〉
・天井が高く、ゆったりとしたヴィラの造り
・レインシャワーとアウトドアバス(露天風呂)
・ヴィラの前のビーチは実質プライベート
・メインエリアにアクセスしやすい
(公式ホームページより)
〈水上ヴィラの良さ〉
・シュノーケリングがしやすい
・ベッドからもバスタブからも海が目に入る
(公式ホームページより)
以前はありませんでしたが、プールつきのヴィラもありますし、スイートやレジデンスなど、ゴージャスなお部屋が増えています。
バロスの建物は伝統的な造りでナチュラル系ですが、ファブリックや家具、バスタブやミラーなど、インテリアはスタイリッシュです。
(公式ホームページより)
前回までお話していた「ソネバフシ」は、ロビンソンクルーソー体験、つまり、無人島での暮らしをイメージしているため、インテリアもナチュラルそのもの。
アンサナイフルは黄緑色とテラコッタカラーをベースにしたアーティスティックなインテリアでした。
リゾートによってインテリアも様々ですので、好みのインテリアを見つけるのも楽しいですね。
モルディブでしかできないこと
前回の記事でお話した通り、リゾートによってはスペシャルな施設があります。
・水中レストラン
・水中スパ
・天文台
・パブリックプール
これらの施設は、あるリゾートが限られています。
その他にも、マンタやジンベエザメに会いたい、サンドバンクに上陸したいなど、叶えたい体験があると思います。もちろん、水上飛行機でのアクセスもスペシャルな体験です。
これらはモルディブでしかできない、スペシャルな体験です。
リゾート選びの際、何はなくとも優先すべき事項ですね。
まとめ
バロスの話を通じて、モルディブのリゾート選びについてお話しました。
どのリゾートがベストなのか、おすすめのリゾートがどこか、ではありません。
数多くの魅力的なリゾートの中で、自分に合ったとっておきのリゾートを探すのが、モルディブの島選びの楽しさです。
モルディブ行きを検討している皆さまが、お好みのリゾートに出合えますように