今年の8月も連日ものすごい猛暑で、現実世界が物理的に歪んでしまいそうなくらいの暑さですが、おかげで梅がよく干せましたよ。
うちはマンション住まいですから、ベランダで干すわけです。
ベランダに直射日光が入るのは、朝から午後3時くらいまでの数時間だけですので、こういう時に猛暑はありがたいです。
私が漬けるのは小梅で、今年は約6キロほど漬けました。
赤紫蘇をもむのは、毎年娘の役割で、子どもの頃からかれこれ15年ほど経ちますから、もう慣れたもんです。
まず塩でもんでアクを出します。
3回アクをしぼって、白梅酢を入れてもむと、アントシアニン色素の化学反応で赤くなります。
最初に考えた人は天才だと思う。
昔から梅は手を選ぶと言い、私の手で紫蘇をもみますと、あまりきれいに染まらないのですが、娘がもんだ紫蘇ですと、梅が本当にきれいに染まるのですよ。
不思議なもんですが、娘にやってもらうようになってから、きれいに仕上がるようになりました。 ですので、毎年娘が我が家に来てもんでくれます。
今年もきれいに染まりましたよ。
梅干しは漬けて数ヶ月の間は、梅の香りと紫蘇の香りがとても新鮮で、フルーツのようでとてもおいしいのです。
そして、1年、2年と経つうちに熟成されていって、落ち着いた味わいになっていきます。
それもまたいいのですよ。
当ブログで一番閲覧数の多い記事