食事も一期一会 | レジン作家 kumaさんのWeblog

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私は食べることも料理することも好きなので、自宅で食すものはできるだけ手作りのものを、と思っています。

自分で食材や調味料を選べば安全で安心ですし、より良いものを目で見て求めることができますし、なによりおいしくて、バランスよく栄養も摂れます。

 

おおげさなことを言うようですが、人はいつ「その時」が来るかわかりません。 ひょっとしたら1時間後にこの世とサヨナラすることになるかもしれませんよね?

確率は低くても、だれもそれを否定はできません。

ですから私はいつもすべてが「一期一会」だと考えて、日々生活をしています。

 

今日食べる食事が最期になるかもしれない、そう考えますと、あだやおろそかにはできませんよ。

予期せず急に「その時」が来たとして、「あぁ、あれをやっておけばよかった」ですとか、「あれを食べてからこの世とサヨナラしたかった」などと後悔したくないので、できうるかぎりしっかりと食にも向き合うようにしています。

 

 

ということで、最近の朝食です。

 

 

左上から、小梅の梅干し、昆布と鰹節の佃煮、しば漬け、海苔の佃煮

左下から、シメジの佃煮、かぼちゃの煮つけ、大根葉の塩漬け、鶏むね肉の甘辛煮、すべて自分で料理しました。

 

小梅の梅干しは去年漬けたもので、だいぶ味がなじんできました。

『娘と漬けている様子』

 

昆布と鰹節の佃煮は、めん汁を作った時にだしをとった昆布を細切りにして、水、酒、みりん、砂糖(うちはきび砂糖)で昆布がやわらかくなるまで煮て、やわらかくなったら醤油と自家製めん汁を入れて、鰹節と白ごまを入れて、ほぐしながら汁気がなくなるまで煮詰めて完成。

 

しば漬けは、梅干しを漬けた時にできる副産物の、赤梅酢ともみ紫蘇を使います。

まずナスとキュウリをきざんで塩漬けにします。

1日漬けたら水に浸けて塩を抜き、赤梅酢、きざんだもみ紫蘇とショウガとミョウガと混ぜ合わせて冷蔵庫に入れて、2~3日経って味と色がなじんだら完成。

 

海苔の佃煮は、生の青のりを使います。

フライパンかなべに青のりと水、酒、みりん、しょうゆ、自家製めん汁、砂糖を入れて、焦げないように混ぜながら煮詰めて、汁気がなくなって粘りが出たら完成。

 

シメジの佃煮は、今回はブナシメジとヒラタケを使いましたが、シイタケでもエノキでもおいしいですよ。

フタのできるなべにほぐしたり、きざんだりしたキノコを入れて、酒、みりん、砂糖、しょうゆ、めん汁を入れて、フタをして中火か強火にかけますと、キノコから水分が出てきますから、水分が出たら全体をよく混ぜながら味を煮含めていきます。

煮詰まってきたら味を調えて、汁気がなくなるまで煮詰めて完成。

キノコファミリーには免疫力を高めてくれるβグルカンが含まれていますし、食物繊維がたくさん摂れて、低カロリーでヘルシーです。

 

かぼちゃの煮つけは、がんばってカボチャを切るわけですが、危ない、怖いと思う方はカットされたものを求めましょう。

食べやすい大きさに切ったら、やわらかくなるまでなべで蒸します。

最初から煮ると煮くずれやすいので、私は蒸してから煮つけます。

茹でるよりその方が栄養が逃げませんしね。

やわらかくなったら、なべに昆布と鰹節でとっただし汁に、酒、みりん、しょうゆ少々、砂糖を加えて火にかけて甘辛の汁を作り、そこにかぼちゃをそっと入れてやさしく味を煮含めます。

一日置いた方が、味がしみておいしいね。

 

大根の葉っぱの塩漬けは、おろ抜き大根や葉付きの大根が手に入った時に作ります。

と言っても簡単で、細かくきざんでビニール袋に塩と昆布と一緒に入れてよくもんで、1~2日冷蔵庫に入れておくだけ。食べる前に塩抜きをします。

ごはんにまぶして菜飯にして食べるとサイコーにおいしい! 私の大好物のひとつです。

ちなみに大根をむいたあとの皮は、細切りにして天日でカラカラになるまで干して、切り干し大根にして保存しておきます。

冷蔵庫にはいつでも自家製のめんつゆがあるので、油揚げとニンジンを買ってくればいつでも煮物が作れます。

 

鶏のむね肉の甘辛煮は、まず皮をはいで、余分な脂や筋を切り取って、1~1.5センチくらいの幅でそぎ切りにして、ビニール袋に酒と塩と一緒に入れてよくもんで、冷蔵庫に一晩入れておきますと、余分な水分が出て、鶏肉特有の臭みが抜けます。

私は鶏肉の生臭さが苦手なので、鶏料理を作る時には、必ず同様の前処理をします。

1晩置いたら、水分を拭き取って、水を張ったなべに入れて、酒、みりん(あるいは白ワイン)、砂糖を入れ、弱火でゆっくりと熱を加えていきます。こうしてゆっくり加熱すると、豚肉でも牛肉でもやわらかくなります。

火が通ったら強火にして、みじん切りのニンニク(お好みでショウガも)、鶏ガラの素(中華だし)、しょうゆ、八丁味噌、豆板醤、コチュジャン、甜麺醤(テンメンジャン)、塩で味を調えながら煮詰めていきます。

煮詰めていますと、だんだんと鶏肉がほぐれていきます。

いい感じに煮詰まってきたら白ゴマを入れて、最後にごま油を少々入れて香りづけをします。

一度にたくさん作れますから、タッパーに小分けにして冷凍しておくと重宝しますよ。

 

 

こうして自分でおいしく作ったおかずで朝食を食べますと、「あぁ、これで今日〇んでも悔いはないな」と満足して、これから始まる一日を有意義に過ごすことができるわけです。

 

すべては一期一会。

 

食後の甘味は、かぼちゃのはちみつレモン煮

 

 

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