阪神2軍 FDを圧倒
阪神2軍と四国アイランドリーグplusの高知ファイティングドッグス(FD)との練習試合が15日、安芸球場で行われ、阪神2軍が6―1で高知FDを下した。
FD先発吉川は三回まで阪神打線をノーヒットに抑えたが、四回につかまった。1死一塁から4番狩野の中越え適時二塁打で先制されると、6番田中にも2点本塁打を許す。七回には3番手浜田が2失点、九回も5番手山中が1点を失った。阪神に打たれた9安打のうち5本が長打と、効果的に加点された。
攻撃は一、三、七回以外は走者を出したが、決定打が出ず、八回まで無得点。九回、四球の梶田が二盗し、連続暴投で生還した1点に終わった。
(特別ルールで九回裏まで実施)
(高)吉川、山隈、浜田、木幡、山中―飯田
(阪)吉岡、玉置、高田―原口、狩野、橋本、中谷
▽本塁打 田中、藤井(以上阪)▽三塁打 野原祐(阪)西本(高)▽二塁打 狩野、藤井、野原祐(以上阪)
思い切りが必要
昨年の阪神との練習試合は3―0で完封勝ちした高知FDだが、この日は投打に圧倒されての完敗となった。
収穫は新人が結果を出したこと。5番迫留、7番鈴木がともにヒットを放った。長打力が期待される迫留は「持ち味が生きるよう、強いスイングを意識した」と低めの球を中前にはじき返した。
この時期のNPBとの交流戦は「相手に向かっていく姿勢が大事」と定岡監督。ファーストストライクから積極的に振った西本、宮元はともに安打を記録した。指揮官は「上のレベルと戦う時は思い切りが必要。もっとアピールを」と他のナインにも奮起を促した。
[高知新聞]
0213 阪神-SK@安芸
(二)鄭 (左)趙 (三)崔 (指)李 (一)朴 (中)金 (遊)朴 (捕)金 (右)鄭 (投)金
【阪神】
(遊)荒木 (中)田上 (左)ベキオナチ (指)狩野 (右)野原裕 (三)高濱 (一)田中 (捕)橋本 (二)藤井
(投)白仁田
【鄭】○●遊ゴロ
【趙】左越二塁打、打球処理下手
【崔】●●○●四球(1死12塁)
【李】●○●◎遊ゴロ併殺643
1回裏 (投)金
【荒木】背中に死球
【田上】●◎△●左飛
【ベ】●●(荒木二盗)○○特大△●三ゴロ釘付け
【狩野】○右飛
2回表
【朴】●右壁際野原ジャンプ捕れず、無死3塁
【金】●●◎△●●暴投1-0左直
【朴】○●遊ゴロ
【金】●二ゴロ
2回裏
【野原裕】●△左飛
【高濱】△○●●バット折れ△空振三振
【田中】一邪飛
3回表
【鄭】左前安打
【鄭】○●●中飛
【趙】●投ゴロ163二封のみ2死1塁
【崔】△●二直
3回裏
【橋本】○◎△二ゴロ
【藤井】△●●●△四球
【荒木】●●二ゴロ進塁2死2塁
【田上】◎中前タイムリー1-1、2死1塁
【ベ】○●田上二盗失敗
4回表
【李】○●●三ゴロ
【朴】●△○右越二塁打
【金】●●●四球、1死12塁
【朴】●○死球、1死満塁 どうして良平はマウンドに行かないのだ?
【金】●○△△●浅い右飛
【鄭】●○△●投ゴロ白仁田捕れず、3塁ランナー生還2-1、1塁もセーフ
【鄭】●●●押し出し四球3-1
【趙】●●一犠打、藤井のカバー遅れ田中投げられず4-1
【崔】△●△左満塁HR8-1
投手交代→若竹
【李】○△●●●二ゴロ
4回裏 (投)尹
【ベ】○一ゴロ
【狩野】●バット折れ△△●●△右飛
【野原裕】死球
【高濱】中飛
5回表 守備交代省略
【朴】△●●△●△空振三振
【金】●左飛
【朴】●○●●中飛
5回裏
【田中】●●◎○●中飛
【橋本】○△●左前安打
指【藤井】△○△●空振三振
二【荒木】左飛
【金】○○みのさん
【鄭】△○△二ゴロ
【鄭】投ゴロ
6回裏 (投)李
左【田上】●●●○二ゴロエラー?
三【ベ】●○◎●●遊ゴロ進塁1死2塁
中【黒田】二飛
【野原裕】二ゴロエラー?2死13塁
【高濱】●●○●○●暴投で田上生還8-2、2死13塁
【田中】○△●左前タイムリー8-3、2死12塁
【橋本】●●△●四球、2死満塁
【藤井】●●△右飛
7回表 (三)穴田(捕)原口
【趙】○右飛
【崔】○△△●空さん
【崔】●遊ゴロ
7回裏(投)田
【荒木】○●左前安打
【田上】●左前安打
【穴田】○投ゴロ進塁、1死23塁
【黒田】遊ゴロ1塁送球、荒木生還8-4、2死2塁
【野原裕】●△中飛
8回表 (投)阿部
【朴】○○●みのさん
【金】右前安打
【崔】●●○○△左飛
【金】●金盗塁失敗、原口くんが刺したぜぃ!
8回裏
【高濱】●●●○△空さん
【田中】△三ゴロ
【原口】●△△△●●遊ゴロ
9回表 (二)阪口
【崔】●○●○●△四球
【鄭】投ゴロ併殺
【金】○●一直
9回裏 (投)全
(指)【中谷】△●遊ゴロ
【阪口】死球
【田上】●△●●三直
【穴田】○●●△みのさん
高知FD、韓国SKと練習試合
四国アイランドリーグplusの高知ファイティングドッグスと韓国プロ野球のSKワイバーンズの練習試合が12日、高知球場で行われ、SKが7―1で勝った。
SKは二回に内野安打を足場に1点を先制。六回は3連打に2失策を得て3点、七回も失策から好機をつくり3点を追加した。FDは八回、今中、飯田連打の無死一、二塁から、宮元の内野ゴロの間に1点を返しただけだった。
次はいい勝負を
高知FDはわずか5安打で、守りも3失策といいとこなし。定岡監督は「動きは全体に悪かった。まあ始まったばかりで、まだ評価はできない」。
キャンプインしてからは紅白戦もなく、今回が初の実戦。1月上旬からみっちり鍛え込んできたSKとは動きに歴然の差があった。
ただ、15、18日には阪神2軍、西武B班との練習試合が組まれており、急ピッチで本気モードに仕上げていかなければいけない。定岡監督も「NPB(日本プロ野球組織)にアピ ールする絶好の場。次はいい勝負をしないとね」。
[高知新聞]